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週報
Weekly Report

公開日:2023/8/8  内容:第2904回(2023/8/1)レポート

例会予定

**第2905回例会のスケジュール**
8/22(火)例会振替 8/21(月)市長卓話5クラブ合同 会場:ベルヴィ ザ・グラン

**次回以降のスケジュール**
8/29(火)納涼例会 会場:草門去来荘 東村山
9/5(火)卓話 講師:いわなみ鍼灸院 橋本 厳様 演題:「未定」 会場:ベルヴィ ザ・グラン
9/12(火)卓話 講師:未定 演題:「未定」 会場:ベルヴィ ザ・グラン

会長の時間

五十嵐 俊昭 会長

8月に梅雨も明け、夏の暑さが日々厳しくなっています。
例年にない厳しい暑さで、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今月のRIのテーマは”会員増強”、当クラブとしても素晴らしい人材を多く入会して頂けるようクラブ体制を創っていきたいと思います。

先月に高丹ガバナーか重要事項として連絡がありまして、会長挨拶の時に話してもらいたい事項があるとのことでした。
「ハラスメントのない地区」を目指してこの約1年の間、私たちの地区ではハラスメントと思われるような事案が発生し、改めて皆様にハラスメントのない環境を構築するようご協力をいただきたいと思っております。過日地区の危機管理委員会を開催し、「国際ロータリー第2570地区 危機管理規則」を改定しましたので皆様のもとに配信させていただきます。また「国際ロータリーのゼロ容認方針(zero tolerance)」についても添付いたします。
 クラブで「危機」というような事案が発生しないことを願っておりますが、万が一そのような事案が起きましたら、関係する地区委員長あるいは危機管理委員長へ速やかにご連絡をいただきますようお願い致します。クラブ内で解決しようとしますと、「国際ロータリーのゼロ容認方針(zero tolerance)」の対応が遅れたり、クラブ内で様々な意見が出た際には、クラブ内に後々しこりを残すことになりかねません。
 特に青少年が関わる奉仕活動をされているクラブにおきましては、例会の「会長の時間」等を使って、会員の皆様にご配慮いただくようお願いしていただきたいと思います。本来青少年に関わるプログラムを通じて、私たちも貴重な体験をする機会をいただいているわけですが、ちょっとした配慮不足が、関わる青少年やロータリアン、ロータリーファミリー、あるいはその他のボランティアにとって、思わぬ不幸な経験になってしまうことになりかねません。
 会長を務められる皆様には、この1年が実り多き1年になることを願っております。そのためにも「ハラスメントのない地区」構築にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
以上の事から具体的になにがあったのか定かではありませんがハラスメントは絶対にあってはならない事だと思っています。
行動には十分注意していきたいと思いますのでご協力をお願いいたします。

幹事報告

道口 泰己幹事

皆様、こんにちは。それでは、幹事報告をさせていただきます。

【ロータリーレート】
今月のロータリートは1ドル141円です。

【例会予定】
8月1日火曜日は、通常例会です。卓話の講師にパストガバナーの中井眞一郎さんにお願いしております。演題はロータリーとは?です。中井さん、本日よろしくお願いいたします。
8月8日・15日の火曜日は、定款の規定により休会になります。
8月21日月曜日は、所沢市内5クラブ合同例会、市長卓話になっております。会場はベルヴィ ザ・グラン、18時00分点鐘です。
火曜日ではなく、月曜日に例会振替になっておりますので皆様お間違いのないようよろしくお願いいたします。
また、出欠席の返事の方が今日までとなっております。返信をされてない方は、事務局の方までよろしくお願いいたします。
8月29日火曜日は、納涼会(移動例会)になります。
出欠席の返信が、8月10日の木曜日、来週の木曜日になっております。返信状況は今のところ3分の2ぐらい来てるそうですので、まだの方はご対応をよろしくお願いいたします。
9月5日火曜日は、通常例会です。卓話は、エンジョイヘルス委員会担当の卓話になります。講師にいわなみ鍼灸院の橋本 厳様にお願いしております。

【その他の伝達事項】
・本日、ベルヴィ ザ・グランで第2回の理事会が行われました。
・第1回市内5クラブ会長幹事会が、7月28日金曜日18時30分より、新所沢駅東口にあります中華料理祥和にて行われました。会長・幹事で参加してまいりました。
議題につきましては、8月21日の市内5クラブ合同例会、10月24日のガバナー公式訪問、12月17日のこども「とうきち」将棋大会についてなど話し合ってまいりました。


【駐車場について】
昨年までは、駐車場はベルヴィさんの駐車場、第1文化幼稚園さんの駐車場、スターレーンさんのボーリング場の駐車場借りていましたが、今年度は、スターレーンさんの駐車場の方はお借りしてませんので、駐車なさらないようにお気をつけください。

以上、幹事報告は終わらせていただきます。ありがとうございました。

記念祝福 8月

親睦委員会
加藤 和伸 委員長

★ 会員誕生記念祝福 ★
武藤 力夫さん 内田 勉さん 加藤 和伸さん 木下 広敬さん 
丸山 茂幸さん 佐塚 慶輔さん 

☆ 御夫人・御主人誕生記念祝福 ☆
村山 留美子さん 道口 加寿子さん 二上 佳恵さん 斉藤 裕美さん 
瀬戸山 晶子さん 

♥結婚記念祝福♥
有坂 和亮さん 

「ロータリーの友」8月号の紹介

広報雑誌委員会
木下 広敬副委員長

こんにちは、木下です。ロータリーの友8月号の紹介です。
【横組み】
8ページ…「80億分の1の出会い」ということで、川越ロータリーの山田さんと小城さんが出ております。
14ページ…「ね、みんなもそうよね???」ということで、名古屋錦RCの方の記事で、女性会員が少ない中、同じ年に地区で女性4人会長が出てガバナー補佐も女性だったということで、そのことが出ております。
32ページ…右上、川口ロータリーの「子どもたちと街頭募金寄贈は大使館で」ということでウクライナ支援で子供たちと街頭募をし、子どもたちの希望で大使館の方に行って直接渡したという記事が出ております。
33ページ…右下の方ですね、少額の寄付はスマホを使ってということで、岡山東RCの取り組みが出ています。
34ページ…所沢東RCの「家庭の未使用品を必要とする人へ」ということで、記事が出ております。

【縦組み】
4ページ…「語り合い 次につなげる」ということで、東山温泉のことが出ております。私も東山温泉行ったことあるんですけど、結構いい温泉でした。
19ページ…溺れた女性を会員が救助ということなんですけど、堤防から落ちた高齢の女性を、会員の方と一般の方が飛び込んで助けたということなんです。私なんか飛び込んだら浮いてこないんじゃないかなと思いまして、すごい勇気のある方だと思います。
20ページ…これは喫煙者の方にかなり耳が痛いと思いますけど「奉仕の理念」と「喫煙習慣」ということで、喫煙のことが書いております。タバコは百害あって一利なしと言いますんで、皆さんも禁煙に進めていただきたいと思います。以上でございます。ありがとうございました。

委員会報告

親睦委員会
加藤 和伸委員長

先ほど幹事からご説明あった通り、8月29日納涼大会が東村山の八坂駅をちょっと過ぎて野火止用水のところを右に入っていった所にある、草門去来荘というところで開催をいたします。
時期が、8月29日ということで、おそらく、夏の虫が鳴くような、時期と時間帯で、虫の音で夏を感じていただきながら、会場に向かい、会場の中でも、夏を感じていただきます。
食事はウナギを出しさせていただく予定でおりますので、夏を終始感じていただけるような会になってるかなと思います。
先ほど、出席状況を調べさせていただいたら、35名の会員と、10名のご家族ということで、45名ほどのご参加をいただいている状況です。8月10日締め切りになっておりますので、まだ、若干、まだお席に余裕がありますので。まだの方いらっしゃいましたら、ぜひお誘い合わせの上、またご家族も、行きたいなというご家族の方いらっしゃれば、ぜひ、お越しいただければなと思いますので、よろしくお願いします。
5時から、所沢駅西口の先、武蔵野銀行の前付近から、バスを出させていただく予定でおります。是非、皆様のご参加をお待ちしております。どうぞ、よろしくお願いいたします。以上です。

スマイルボックス

スマイルボックス委員会
中村 有佑さん

五十嵐年度:125,000円

五十嵐 俊昭さん
暑い時期がつづきます。体に十分注意しておすごしください。

鳥居 由美子さん
中井さんの卓話、とても楽しみにしています。

村山 宣章さん
中井パストガバナー本日はよろしくお願い致します。
ジュースやアイスが猛暑でよく売れ、毎日それをさばいていて腰が痛いのでニコニコします。

道口 泰己さん
今年度の理事会は、活発なので、怯えてきました。ニコニコさせていただきます。

木村 良孝さん
中井先生、本日の卓話、楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。

市川 雅巳さん
中井先生、是非、ロータリーの裏表の話をよろしくお願いいたします。

二上 昌弘さん
今月は、今日しかニコニコ出来ませんので、ニコニコ致します。皆様の御協力宜しくお願い致します。

橋本 幹男さん
中井先生、本日の卓話よろしくお願いいたします。ロータリーの表も裏もぜひお話しください。なお、大変申し訳ありませんが、娘の発表会のため早退させていただきます。

加藤 和伸さん
8月29日は皆さまに夏のひと時を感じていただける納涼大会を設営させていただきます。皆様の参加をおまちしております。

吉田 慶さん
中井眞一郎様本日は卓話を受けてくださりありがとうございます。楽しみにしております。

斉藤 祐次さん
本日、妻にRCより誕生祝が届きました。おかげさまで気分よく例会に出発することができました。感謝を込めてスマイルボックスにいれます。

柳 麻貴さん
本日は、Zoom参加とさせていただきます。中村さん沢山のニコニコが来ている事と思いますが、宜しくどうぞお願い致します。

瀬戸山 達郎さん
たまたま本日が妻の誕生日なので、ニコニコさせていただきます。

中村 有佑さん
本日はたくさんのニコニコ誠にありがとうございました。

出席率発表

出席向上委員会
瀬戸山 達郎 委員長

総数:58名
出席:41名(うちZoom1名)
欠席:17名

本日の出席率:78.85%

卓話 講師紹介

プログラム委員会
吉田 慶 副委員長

パストガバナーでもある、中井先生に卓話をお願いしました。理由としましては、やはり入会の浅い会員から先輩たちの話がぜひ聞きたいという声がたくさん上がってまいりました。その中でですね、中井先生の経歴は、皆さんよくご存知だとは思いますが、ロータリーのことを大変よく知ってらっしゃるということをいろんな方から聞いております。ぜひ本日は楽しい話、またロータリーの歴史などを含めてお話を聞かせていただけたらなという風に思います。どうぞ本日はよろしくお願いいたします。

卓話:ロータリーとは?

中井 眞一郎 2570地区パストガバナー

皆さん、こんにちは。
実は、吉田さんから、新しい会員はイニシエーションスピーチでどんな人かある程度はわかるそうですが、ベテランの会員については今更聞くこともできず、よくわからないというお話もありました。

そのため、ベテランを代表して、まずは自己紹介から始めさせていただきます。
私は1946年1月12日に生まれました。
昭和の場合21年ですね。昭和の年号では、1と2だけで、真ん中の位置を挟んで鏡のように数字が並ぶのが気に入っています。ただ、最近はさまざまな場面で4桁の暗証番号が要求されるため、0112になってしまい、どうももう1つ特別な数字が欲しいと感じています。私は所沢で生まれ育ちました。中学と高校は武蔵という学校に通いました。1年上には、平岩建設の前の社長で元所沢商工会議所会長の平岩宗敏さんがいて、2年後輩には現在の会長である平岩敏彦さんがいました。そして現在、衆議院議員の柴山議員とは20年の年齢差があります。20年も年齢が離れているため、柴山議員が立候補するまで後輩だったことは知りませんでしたが、私の娘が柴山議員と司法研修所で1年半ほど一緒に研修をしたことがあり、その際に柴山議員にお会いしたことがあります。大臣室での表記業務などの際に、たまに「お嬢さんは元気ですか。今どこにいるのですか」という質問を受けることがあります。娘は現在裁判官をしており、3年ごとに全国各地を転勤しています。検事の場合は2年ごとですが、裁判官は大体3年ごとに異動します。娘の場合は、大阪、札幌、福岡、再び大阪といった順番で異動してきました。東京方面は川崎に来ました。川越には私がいるため訪れることはありませんでした。娘の配偶者も裁判官で、娘の方が割を食っていると言えるかもしれません。娘は渋回りをしている状況です。配偶者が東京にいた時に川崎になり、娘が札幌にいる時は、配偶者が岩見沢支部で働いていたため、裁判所も配慮して中間地点に住めば両方に通えるようにしてくれました。それでも頑張らないと出世は難しいです。やはり単身赴任しないと上にはなかなか行きにくいようです。

私自身は21歳の時に司法試験に合格しました。当初、法律家になるつもりはあまりありませんでした。商社か銀行に入るつもりでいました。しかし、実際に司法修習生として働くことを考えてみると、当時の商社や銀行の初任給が2万4000円ぐらいの中、3万円の給料で裁判官や検事、弁護士の仕事を見物するだけで済むという楽な仕事が魅力的でした。そこで、弁護士の道を選びました。それ以降、サラリーマンにはならずに弁護士として活動しています。

所沢ロータリークラブには、現在の梅沢好文さんのお父さんで、現在は文化幼稚園の学園長であり、以前は理事長を務めた梅沢定彦さんから、当時県会議員だった齋藤博さんと一緒に、その時にできた西クラブへの入会を強引に誘われました。ただし、西クラブは所沢クラブからおよそ半分が構成されており、残りの半分はJCのOBで、あまり知られていない人が多いかもしれません。田中義高さんや、齋藤さんのご親戚だと思われる斎藤シンゴさん、肥沼興平さん、二上詳吉さんなど、ロータリー内では著名な方々が所属しています。ロータリーでは、炉辺会合という慣習があります。これは、囲炉裏端で酒を交わしながら話をする会合です。西クラブはこの炉辺会合がたくさんあり、1次会だけでなく、2次会や3次会まで行われることもあるため、齋藤さんと一緒に西クラブへの入会は避けて、所沢クラブに入会させていただきました。私はその時、40歳になってから1週間ほど経っていました。青年会議所では40歳が定年となるのですが、1月生まれの場合はその年の12月まで現役とされ、卒業ができません。その理由から、所沢ロータリークラブに入らなくても良いのではないかと思ったのですが、梅沢さんから「JCは夜だ。ロータリーは昼間だ、関係ない」と言われて、あっという間に却下されてしまいました。それで、1週間後にこのクラブに入会しました。

入会した当時、ロータリークラブでは一業種1人というルールがありました。鈴木禧八さんという元裁判官で弁護士をしている方がすでに弁護士としてクラブに入会していたため、私は弁護士としては入会できないのではないかと思っていました。しかし、民事弁護士として職業分類が工夫され、入会しました。当時、都市銀行、地方銀行、信用金庫というのは一般的に理解できるカテゴリでしたが、都市銀行の中でも為替銀行や商業銀行など、一般の人には分かりにくい分類で支店長が3人または4人として入会していました。証券会社についても区分がどのようにされているのかはわかりませんでしたが、建設会社や不動産管理なども、木造か鉄筋かといった細かい点で分類されていました。このように、一業種1人というルールにより、ロータリークラブは地域のステータスにも影響を与える存在となりました。ロータリーが当初成立した時期では、独占的なメンバー間取引が行われるような状況でした。ポールハリスがシカゴで創設したクラブでは、例会と例会の間に、AさんとBさんがどれだけの取引をしたか、CさんとDさんがどれだけの取引をしたかを、出席報告以上にちゃんと報告するという習慣がありました。入会してお金を払い、時間をかけても仕事が回ってくるという関係が強調されていました。ロータリークラブの初期には、奉仕活動よりもまずはビジネス的な取引が重視され、そのような形でロータリークラブが始まりました。しかし、その後、ロータリークラブにおいても社会奉仕という考えが広まり、シカゴのクラブでも町の公衆トイレを建設するなどの奉仕活動が始まりました。奉仕活動が増える中で、親睦が損なわれるという意見もあったものの、結果的には奉仕活動がクラブの中心となっていくこととなりました。奉仕と親睦の優先度については長く争点となりました。また、ロータリークラブでは、職業奉仕として個人が自らの仕事を通じて奉仕活動をすることを"I serve"(アイサーブ)と言います。しかしこれに対して、個人の力だけでは大きなことができないという意見もあり、クラブ全体で団結して奉仕活動を行う必要性を主張する声も出ました。こうして、"We serve"(ウィサーブ)として団体としての奉仕活動を行う方向にも意見が分かれました。このような中で、奉仕活動には一定の経費が必要とする立場と、お金をかけずに行うべきだという立場の対立が生じました。結果的に、この争いからライオンズクラブが分裂して誕生することになりました。ライオンズクラブという団体は、「百獣の王」であるライオンにちなんで名付けられたわけではありません。実際には、ちゃんとした略語であり、"Liberty Intelligence Our Nation's Safety"(リバティ インテリジェンス アワー ネーションズセイフティ)という意味を持っています。この略語の頭文字L・I・O・N・Sにより、ライオンズクラブと呼ばれています。ライオンズクラブは、現在世界で約140万人のメンバーがいると言われ、奉仕団体としては最も多いとされています。一方で、国際ロータリーのメンバー数は約120万人で、ライオンズクラブの方が多いです。ライオンズクラブは、青年会議所と同じように、月に2回夜間で例会を行います。一方、ロータリークラブはかつては毎週4回か5回、平日の昼間に例会を行うことが原則でしたが、現在は例会回数の制約が緩和され、月に2回以上であれば良いとされています。また、モーニングクラブ、イブニングクラブ、夜間クラブなど、例会のスタイルも多様化しており、夜の会合を開くクラブも増えています。ライオンズクラブは団体として寄付活動を行うことが特徴的で、特に地方地域での活動が多いため、田舎に行くとライオンズクラブのモニュメントや時計台などが見られることがあります。一方、ロータリークラブの看板は見かけることが少ない傾向があると言われていますが、両団体ともに個々のクラブや複数のクラブが協力して奉仕活動を行うことが増えており、差が次第にわからなくなってきているという側面もあります。以前は一業種1人という制限がありましたが、最近ではその枠が崩れ、職業分類がより多様になっています。以前は1クラブにつき5人まで、会員数の1割まで同じ業種の人が入ることが許されているようになりました。例えば、弁護士である場合、民事弁護士や刑事弁護士といった区別はなく、弁護士としてだけでクラブでも公認されるようになりました。さらに、人数の制限も撤廃されました。その代わり、クラブ内の多様性を重視し、同じ業種の人の人数の制限はないが、異なる職業の人々を積極的に入れるように促されています。この点において、国籍、人種、性別の差別は理解しやすいかもしれませんが、年齢も差別の対象に含まれるため、年齢で区別をしてはいけないという考え方が広まっています。高齢者であるからといって入会を断るのはおかしいという考えが一般的になっています。ついては、定年制とは言わないまでも、そうした言い方が現在では問題視される傾向にあります。また、男女に関しても同様の考え方が当てはまります。

先ほど出てきたハラスメントについて言いますと、私は諮問委員ではありますが、諮問委員の会議が夜に行われているので一度も参加していないため、中身はよくわかりません。ただ、送られてきた資料を見る限りでは、2019年にとあるクラブの会長エレクトがロータリー財団の奨学生に対して、委員会の会合の後に懇親会のような場でセクハラをしたということがありました。このセクハラは委員会の後の流れの中で行われたもので、何人かのロータリアンがそれを見ていたそうです。ただ、見ていたものの止められなかったと証言する人もいます。これらはすべて伝聞の話であり、本人から直接聞いた話ではないです。このようなハラスメント事件は2019年に発生しましたが、最近話題になっている鈴木秀憲パストガバナーが2度目のガバナーになろうとしています。国際ロータリーでは、先ほど会長がゼロ容認という言葉を使いましたが、ハラスメントについては一切容認せず、特に青少年に対するハラスメントに関しては、ガバナーは訴えがあった場合、その訴えが正しいか間違っていようとも、とにかく国際ロータリーに72時間以内に報告することが規定されています。


今回、村田ガバナーの解任理由の中で、地区の適切な機関で討議をしたり、当該クラブの意見を聞いたりといった手続きを一切せずに、いきなり国際ロータリーに届け出たということが問題視されています。しかし、これは誤解です。実際には、村田さん自身も2019年にその事実を知っていたようですが、3年半も行動を起こさなかったのです。彼は去年の7月1日にガバナーになりましたが、その後も半年以上経ってから、ようやく2月か3月になって届け出を行いました。つまり、報告義務の規則を破ったのです。ただ、ご本人は「72時間の規則は守れなかったが、最終的には報告義務を果たした」と主張しているようです。国際ロータリーはゼロ容認を掲げており、このような事実があった場合は、クラブは直ちにその人について調査をし、基本的には1か月以内に処分をするよう求めています。1ヶ月で処分ができない場合は、その理由をきちんと述べ、適切な期間内に処分を行うべきだとされています。処分としては除名ということになります。言葉では「会員身分の終結」と表現されています。もしクラブがこれを怠った場合は、国際ロータリーがそのクラブを終結させることができるとされています。このように、ハラスメントに対して特に青少年に対するものについては厳しい対応を求めているのです。今回、村田さんの件に関して、ハラスメントを行ったとされる該当クラブが村田さんが頭越しにいきなり国際ロータリーに報告したということを問題視する声もありましたが、これも国際ロータリーの規定からすればおかしい行為です。事件が3年前のことであり、調査も行わずにいきなり報告するのは不適切でありますが、3年もの期間の間にそのような事実はなかったと調査すべきだったというのが、国際ロータリーの見解です。日本人の常識では通じるかもしれませんが、国際ロータリーの規則では通用しないということです。このような話を、7月の中旬に現在のガバナーとお話があるということで、所沢駅のワルツ中の喫茶店でお話をお聞きしました。今年の地区の組織図において、村田さんは何の役職にもついていません。諮問委員でもなく、ガバナーを選ぶ指名委員でもありません。地区として、前年度パストガバナー会員、危機管理委員会、ガバナー補佐一同というわけのわからない組織が解任を決定したということになっています。この解任は国際ロータリーによって認められていなくても、地区としては認めるという方向の結果として、今年度の地区の組織図に村田さんは含まれていないという状況になっているようです。ただ、解任の理由として、去年9月22日に行われた地区大会の手続きが不正だった、あるいは村田さんが勝手な判断をして地区大会の予算を超えてしまったという問題点が挙げられています。また、村田さんは地区会計を解任したことも問題視されています。村田さんによれば「銀行通知を提出するように要求しても応じず、何度も催促しても報告をしなかったため、地区会計を解任した」とのことですが、これに対しても地区の適切な機関にかけるべきだとの声もあり、鈴木副ガバナーや他のメンバーの解任を求める理由の一つになっているようです。他にも勝手な行動がいくつかあったようですが、具体的な内容は別にして何かしらの行動を取っていたとされています。


問題となっているのは、実際には「パストガバナー会議」という会議は存在しないという点です。実際のロータリー章典では、「パストガバナー全員で構成する諮問委員会」を設置することが示されています。この諮問委員会はガバナーによって招集されるものであり、年に1回のみ開催すれば十分であり、他の開催は義務ではありません。具体的には、ガバナーエレクトが国際協議会に出席し、次年度の方針を聞き、その内容を現ガバナーや過去のガバナーに説明するために開かれます。もう1つは、パストガバナーが新しいクラブの創設や弱体化したクラブの支援、国際大会への人集めなどの際に、ガバナーの指示に従って活動するという規定があります。パストガバナーの言動によって現ガバナーの責任や行動を制約したり妨害したりしてはならないとロータリー章典に明記されています。パストガバナーたちが大勢集まって「現ガバナーを解任しよう」という行動は、一般的に考えるとロータリー章典に違反していると言えます。したがって、解任請求を行った側も国際ロータリーの規定に違反していることになります。私の考えでは、このような理由で国際ロータリーが解任することはないと思いましたが、案の定、国際ロータリーの会長は「解任などと言わず、地区で仲良くやってください」とのメッセージが届いたようです。また、去年の規定審議会で新しくできた規定があります。これは、地区ではなく国際ロータリーの元会員や元役員に対して、おかしな行動があった場合に役員の資格を剥奪することができるというものです。ガバナーはロータリーの役員の中で1番末端に位置するものであり、ガバナーは後にパストガバナーが相当します。したがって、国際ロータリーがパストガバナーの資格剥奪を行うことが可能です。私が見た情報によれば、鈴木さんがその手続きを再度行うという記述がありましたが、私は弁護士ですが、法律の感覚では、一事不再理、二重処罰の禁止という原則が存在します。つまり、同じ事象に対して2回の処罰は行えないということです。もし、地区大会の問題やセクハラの届出、地区幹事の解任に加えて新たな理由があるとしても、それらがガバナー時代のことに関するものであり、すでに解任が行えなかったガバナーとしての行為に基づく理由としては、パストガバナーの解任はできないのではないかと思います。先ほどハラスメントのない地区と言いましたが、この事態自体が強烈なパワーハラスメントに近いものです。私は別に村田さんを擁護しようとは思いませんが、やっていることはおかしいと感じます。私たちの言葉で言えば、人を処罰する際や文句を言う際には、自分自身も手が清らかでなければなりません。クリーンハンドという言葉があります。村田さんを非難する側も、少なくとも国際ロータリーの規則やロータリー章典に違反しない形で批判しないと説得力がありません。片方がどれほど問題があるとしても、問題のある人物を問題のある方法で攻撃することはできません。例えば、大麻の事件などで違法収集証拠という言葉があります。これは、何人かの人間を拷問して大麻のある場所を教えさせ、その人を逮捕するという方法です。もちろん、その証拠があれば有罪とされるかもしれませんが、そのような手続きで逮捕した場合には処罰ができないという規定があります。法律家でないと理解しづらい部分もあるかもしれませんが、ただ、処罰する側が判断する側と一緒であることはおかしいと私は考えます。少なくとも処罰する側は自らが清廉であるべきだと思います。現在、地区ではいくつかの問題がありますが、三上さんが以前言った通り、結局はどちらもどちらという感じで双方に問題があると思われます。村田さんにも応援団が減っている理由には何かあるのかもしれません。特に、元々12人~13人いたクラブが、村田さんがガバナーになる時には4人にまで減少し、現在は2人という状況になっています。新しい規定では、6人以下のクラブはガバナーがそのクラブを終結できることになっています。4人でも2人でも、このようなクラブは終結される可能性がありますが、私は単に人数だけで終結させるのは適切ではないと考えています。その点を現ガバナーに伝えました。というのは、他にも2人か3人のクラブがあるんです。ただ、村田さんが所属するパスポートクラブだけを2人だからと言って終結することはできない。もしそれを行うのであれば、他に2つか3つのクラブも終結しなければなりません。そのため、単に人数だけを理由に終結させることはできないというのが私の意見です。もう1つ、昔は分区代理という言葉がありました。倉片さんのお父さんから、ここでもかなり下が分区代理をされたんです。その分区代理っていうのは国際ロータリーの中ではあんまり決められた役職ではなかった。ただそこの分区の代表だということになってました。現在はガバナー補佐というのになりました。このガバナー補佐は、ガバナーって正確にはエレクトの時にガバナーが任命します。だからガバナー補佐はガバナーの指示の元に働くことになってます。今回おかしいなと思うのは、ガバナ補佐一同が誰も辞任しないでガバナーを非難した。一旦、色々文句があったら一緒にやっているわけにいかないと。で、辞任した上で、個人で非難をする、国際ロータリーにも個人で解任の申し出をするいうのは構わないと思うんですが、ガバナ補佐一同というような感じで、わけわからない名称で解任請求する、そういう文章を出すというのもおかしいんじゃないだろかと思います。

私の同期の中には、さまざまな豪傑がいて、その中にはガバナー補佐を3人ほど解任した人もいます。また、地区の賦課金に関しても興味深いことがありました。エレクトの段階で各クラブの会長の大半が地区賦課金を否決したため、ガバナー年度が始まる直前になっても地区賦課金が未決定のままでした。その後、ガバナーは各クラブの前会長を集めて、ギリギリ過半数で地区賦課金を可決させたのですが、それでも半分近くのクラブが地区分担金を払わなかったようです。地区大会が開催された際、お金を支払っていないクラブの会員が押しかけようとしたため、ガバナーはガードマンを雇ってそのクラブの会員の入場を阻止しました。こうした華々しいエピソードもあります。現在のRIの規定では、地区賦課金を支払わない場合、議決権や投票権がなくなるということになっているので、過去の例を踏まえてこれまでやってきたのだろうと思います。裏表まで詳細には触れませんが、少しだけ知っていることをお話ししました。
私としては、ロータリーは人との交流を楽しみながら、仲良くしていく場だと思っています。以上です。ご聴講ありがとうございました。
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