このたび、所沢ロータリークラブのご推薦により、
GSEチームの一員として、アメリカ、
ケンタッキー州を訪問いたしました。
出発前には、約1年もの期間をかけて、
毎月研修会を行っていただきました。
貴重な時間をありがとうございました。
ロータリークラブのみなさんや
GSEの先輩方からの体験談を聞くことが出来、
大きな期待を持つことが出来ました。
お聞きしていたとおり、今までに
経験したことのないようなすばらしい体験で、
とてもよい時間を過ごすことができました。
ケンタッキー州の各地ではRCおよびロータリアンのみなさんがとても温かく迎え入れてくれました。
たくさんの出会いと別れ、初めて見るもの、初めて学んだこと、たくさんの経験が1ヶ月間の間に凝縮されていました。
今回のGSEプログラムは何事にも変えがたい貴重な経験となりました。
ケンタッキーを訪れ、広大な自然・緑の美しさに感動しました。
果てしなく続く牧草地、どこまでも緑が続き、空の青さとのコントラストがすばらしいものでした。
日本のように四季もあり、私たちが訪れた4月は日本と同じように花がきれいに咲き乱れる春でした。
ケンタッキー州では家の庭にdog wood(ハナミズキ)が植えてある家がたくさんありました。
ケンタッキー州での1ヶ月間はホームステイをして過ごすということで、出発前からかなりの緊張をしていました。
1ヶ月もの間、海外に滞在したことなんてありませんでしたし、ホームステイもしたことなんてなかった私にとって、英語の生活圏に入って1ヶ月間を過ごすことが一番の不安でした。
しかし、ホストファミリーに会ってみると、どのホストファミリーも「英語が話せないことなんて気にしなくていいよ。私たちだって日本語を話せないんだから。」と優しく言葉を掛けてくれました。
この言葉は私にとってとてもありがたいものであり、不安を取り除いてくれるものでした。
このように接してくれたことで、言葉の壁も次第に感じなくなり、少しずつではありましたがホストファミリーや関わったたくさんの方と英語での会話を自信を持って行うことが出来ました。
どの地区でも最高のもてなしで、私たちを歓迎してくれました。
ホストファミリーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
大変お世話になりました。
そして、私の職業が幼稚園教諭ということからか、ホームステイをさせていただいた家庭の多くに子どもがいました。
毎日一緒に遊んで楽しく過ごし、一緒に折り紙を折ってみたり、日本語を教えてあげたりと異文化交流も行いました。
また、アメリカの家庭では躾をきちんとしていました。
ご飯を食べている最中も、少しでもふざけるとお父さんやお母さんがすぐに注意していました。
その怒り方も、私がホームステイをしていてもお構い無しに厳しいものでした。本気で怒っていました。
家に誰が来ていようと、いつもと変わらぬ毎日の生活の中での躾をしっかりとしていることが見られ、子どもに対しての躾という部分を見ることが出来ました。
今回、私たちGSEメンバーは異業種が集まってのチーム編成となりました。
様々な企業を訪問し、また、各メンバーの職種に当てはまった職場も多数訪問いたしました。
この異業種のメンバーが集まっての研修は、私はとても勉強になったと思います。
日本の自分の職場にいるだけでは見ることや知ることの出来ない他の職種の中身を見ることが出来たからです。
それは同時に、他のメンバーにも私の職業について感じたことや思ったことなど、様々な感想を持っていただけたのではないかと思います。
企業を回り、その場で感じたことをメンバー同士で話したり、質問したりすることで、メンバー同士での会話でも職業研修になったり、情報交換になったと思います。
私個人の職業研修としては、幼稚園にも訪問させていただきました。
アメリカでは州によって教育制度が異なり、州独自の教育方針が採られていること、幼稚園の立地条件も日本とは異なり、小学校の校舎と併設していることなどを学ぶことができました。
幼稚園の子どもたちも音楽室や美術室、体育館などを利用することが出来、良い環境で保育を進めることが出来ているのではないかと感じました。
園庭に関しても広い敷地を有しており、また、ケンタッキー特有の芝が茂ったきれいな園庭でした。この広い敷地はわれわれの住む埼玉、そして私の住む東京の幼稚園には無い、かなりの広さのもので
とても羨ましく思いました。
保育室内にはパソコンが3台ほど常備されており、子どもたちが絵を描いたり、本を読んだりするのに使えるというものでした。
日本の幼稚園では見たことがなかったので、これにはビックリしました。
そして、何を教育の重点としているかというと、「ABCなど単語を読む」「しっかりとした単語の発音をする」「数を数えたり、足し算引き算の計算をする」「色彩感覚を養う」「遊びながらお金の使い方を学ぶ」
などのように、日本で言えば小学校の教育に近いような内容のことを行っていました。
また、担任は2人担任制(担任と補助)で保育を行う時には2人で子どもたちを細かく見れるようになっていました。
特に算数の計算問題を行う時には、子どもたちを理解度別にグループ分けし、一人ひとりに丁寧に教えていました。
教育現場の様々な部分を見ることが出来、日本と同じような悩みや苦労があることや、日本には無いすばらしい部分があったり、日本のほうが突出した、良いものを持っている部分があったりと、今回ケンタッキーの幼稚園を見たことで、今までには感じることの無かったことや、知ることがなかったこと、初めて考えるようになったこと、たくさんの思いを持つことが出来ました。
この研修から感じたことを、今後の自分の保育や教育の場に活かして、今まで以上により良い保育を進めていくことが出来るようにしたいと思いました。
初めてこのプログラムの話を耳にしたときには「きっと今までにないことを経験したり、いろいろなことを学ぶことが出来るのではないか。」「アメリカに行ってみたい!」そう思いました。
まさに最初に思ったとおりこの一ヶ月間は本当に最高の経験が出来ました。
日本を離れ、ケンタッキーで過ごしたことで、アメリカの文化や人々の温かさ、海外から見ることで初めて感じた日本のこと、日本のすばらしさ、日本にいただけでは決して考えることがなかったことや、
体験することの出来なかったことがたくさんありました。
このGSEプログラムは自分を大きく成長させてくれたことだと思います。
微力ではありますが、ケンタッキーでの経験や学んだことを、今後、職場で活かすことや未来の幼児教育へと役立てて、より良い教育を行っていくことが出来ればと思います。
様々な土地をめぐり、たくさんの人たちに出会い支えられ、無事に1ヶ月間を過ごせました。
RCの方々、ホストファミリーのみなさん、研修でお世話になった人々、私たちをバックアップしてくださった2570地区の皆様、GSE委員会の皆様、所沢文化幼稚園の皆様、そして、所沢ロータリークラブの皆さん、本当にありがとうございました。
温かいご支援があったからこそ、このような素晴らしい研修を行うことができました。
心より感謝を申しあげます。
ありがとうございました。