**第2888回例会のスケジュール**
3/7(火)卓話 講師:三遊亭 究斗様 演題:「落語家修行で学ぶ商売繁盛」 会場:ベルヴィ ザ・グラン
**次回以降のスケジュール**
3/14(火)卓話 講師:宮本 優様(所沢市観光情報・物産館 YOT-TOKO館長) 演題:「①所沢市観光情報・物産館 YOT-TOKOの現状 ②部下と効果的な対話をするプログラム」 会場:所沢商工会議所 会議室
3/21(火)定款の規定により休会
3/28(火)花見例会 場所:KADOKAWA SACULA DINER
週報
Weekly Report
公開日:2023/3/7 第2888回例会 内容:第2887回(2023/2/28)レポート
例会予定
お客様紹介
阿部 武志副会長
こんにちは、お客様のご紹介をさせていただきます。
本日の講師の先生もしていただきます。航空自衛隊 中部航空警戒管制団司令それから入間基地司令でもいらっしゃいます。空将補という小野打泰子様です。
もう二名おいでになっていらっしゃいます。二等空尉の横澤樹様、三等空曹の鳥羽祐平様。
それから中井パストガバナーご婦人であります中井美紀様です。以上ですよろしくお願いします。
本日の講師の先生もしていただきます。航空自衛隊 中部航空警戒管制団司令それから入間基地司令でもいらっしゃいます。空将補という小野打泰子様です。
もう二名おいでになっていらっしゃいます。二等空尉の横澤樹様、三等空曹の鳥羽祐平様。
それから中井パストガバナーご婦人であります中井美紀様です。以上ですよろしくお願いします。
会長の時間
三上 誠 会長
皆さんこんにちは。
今朝6時半に車を温めに行ったら0度でした。会社へ行き2階の窓のブラインドをすべて開けたら日差しがとても柔らかく感じました。26日日曜日河津さくらまつりは大賑わいで渋滞と報道が出てました。久米の自宅前には菊川坂という梅林があり、こちらも満開ですが今年は少し遅いように感じます。東京の桜開花予想は17日で、こちらは早そうですので今日からぽかぽかしてくるのでしょう。ちなみに航空公園で調べてみましたら開花が3/21(火)満開が3/29(水)予想だそうです。もしかしたら東川が一番良いときかもしれませんね。花見例会も確か3年ぶりではないでしょうか?楽しみです。
少し私の業界の景況感をお話いたします。コロナになる2019年以前は車・医療・航空機業界は晴れてました。コロナ禍の非常事態宣言が発令された2020年4月から8月位までは全産業部品業界が土砂降りでしたが半導体装置だけが維持してました。その後各業界で部品が集まらず生産調整を行い良い業界、悪い業界がはっきりしてきましたがDXという名のもと年間設備機械投資などが旺盛になってきたのですが2021年半導体大手ルネサスや旭化成エレクトニクスの火災事故が立て続けに起き現在も各業界に多大な影響をきたしてます。最新情報では私どもの大手ユーザー様の棚卸回転率が1月末ごろの情報では各社100日と、とてつもない在庫の山になっておりますので特に3月は厳しい受注状況です。今後10年間でDX,GXに官民合わせて150兆円の投資実現を国として支援策を考えてるそうですので期待したいものです。皆さんの業界でご参考になればと思いお話をさせて頂きました。
今朝6時半に車を温めに行ったら0度でした。会社へ行き2階の窓のブラインドをすべて開けたら日差しがとても柔らかく感じました。26日日曜日河津さくらまつりは大賑わいで渋滞と報道が出てました。久米の自宅前には菊川坂という梅林があり、こちらも満開ですが今年は少し遅いように感じます。東京の桜開花予想は17日で、こちらは早そうですので今日からぽかぽかしてくるのでしょう。ちなみに航空公園で調べてみましたら開花が3/21(火)満開が3/29(水)予想だそうです。もしかしたら東川が一番良いときかもしれませんね。花見例会も確か3年ぶりではないでしょうか?楽しみです。
少し私の業界の景況感をお話いたします。コロナになる2019年以前は車・医療・航空機業界は晴れてました。コロナ禍の非常事態宣言が発令された2020年4月から8月位までは全産業部品業界が土砂降りでしたが半導体装置だけが維持してました。その後各業界で部品が集まらず生産調整を行い良い業界、悪い業界がはっきりしてきましたがDXという名のもと年間設備機械投資などが旺盛になってきたのですが2021年半導体大手ルネサスや旭化成エレクトニクスの火災事故が立て続けに起き現在も各業界に多大な影響をきたしてます。最新情報では私どもの大手ユーザー様の棚卸回転率が1月末ごろの情報では各社100日と、とてつもない在庫の山になっておりますので特に3月は厳しい受注状況です。今後10年間でDX,GXに官民合わせて150兆円の投資実現を国として支援策を考えてるそうですので期待したいものです。皆さんの業界でご参考になればと思いお話をさせて頂きました。
幹事報告
淺海 剛次幹事
皆さん、こんにちは本日の幹事報告をさせていただきます。
【地区事務所より】
2024-25年度のガバナー候補者、ガバナーノミニーの宣言がメールできております。読み上げますと、本年2月7日に公表しました。2024から25年度ガバナー候補者、ガバナーノミニーに対して、締め切りの2月21日までに対抗候補者を推薦するクラブはございませんでした。したがいまして、国際ロータリー細則に氏名の公表という細則ありまして、手続要覧にございまます。こちら読み上げますと。指名委員会の委員長は、指名委員会の閉会後、24時間以内に選出した候補者をガバナーに通知するものとする。この通知を受けてから、3日以内にガバナーは、そのノミニーの氏名と所属クラブをクラブに書面で通知するものとする。とあります。
それで、改めまして、下記の五十畑和彦氏を2024-25年度のガバナーノミニーにとして宣言し、通知申し上げます。所属クラブが行田さくらロータリクラブと通知が来ております。ご報告いたします。
【当クラブの今後の予定】
本日は、「入間空基地の現状について」という演題で、航空自衛隊 中部航空警戒管制団司令、入間基地司令小野打様に卓話をお願いいたします。後ほどよろしくお願いいたします。
来週3月7日は通常例会で落語家の三遊亭究斗様に卓話をお願いしております。また理事会もありますので、理事役員の方はよろしくお願いいたします。
翌週の14日は、所沢商工会議所での移動例会となっておりますので、お間違いのないようにお願いいたします。本日は以上です。ありがとうございました。
【地区事務所より】
2024-25年度のガバナー候補者、ガバナーノミニーの宣言がメールできております。読み上げますと、本年2月7日に公表しました。2024から25年度ガバナー候補者、ガバナーノミニーに対して、締め切りの2月21日までに対抗候補者を推薦するクラブはございませんでした。したがいまして、国際ロータリー細則に氏名の公表という細則ありまして、手続要覧にございまます。こちら読み上げますと。指名委員会の委員長は、指名委員会の閉会後、24時間以内に選出した候補者をガバナーに通知するものとする。この通知を受けてから、3日以内にガバナーは、そのノミニーの氏名と所属クラブをクラブに書面で通知するものとする。とあります。
それで、改めまして、下記の五十畑和彦氏を2024-25年度のガバナーノミニーにとして宣言し、通知申し上げます。所属クラブが行田さくらロータリクラブと通知が来ております。ご報告いたします。
【当クラブの今後の予定】
本日は、「入間空基地の現状について」という演題で、航空自衛隊 中部航空警戒管制団司令、入間基地司令小野打様に卓話をお願いいたします。後ほどよろしくお願いいたします。
来週3月7日は通常例会で落語家の三遊亭究斗様に卓話をお願いしております。また理事会もありますので、理事役員の方はよろしくお願いいたします。
翌週の14日は、所沢商工会議所での移動例会となっておりますので、お間違いのないようにお願いいたします。本日は以上です。ありがとうございました。
委員会報告
親睦活動委員会
井関 克行委員長
皆さん、こんにちは 親睦委員長の井関でございます。詳細はまた改めてご案内させていただきますけれども、3月の28日火曜日、先ほど三上会長からお話がありました通りでございますが、角川さんの方で会場を取らせていただいて、準備をさせていただいております。18時、6時開会ということで、今進めさせていただいております。非常に桜も綺麗な時期ということでお話ありましたので、ぜひとも皆様ご家族様含めえご予定いただければ幸いでございます。
以上でございます
以上でございます
職業奉仕委員会
二上 昌弘委員長
皆さん改めましてこんにちは。
ただ今親睦委員長の井関さんからありました、花見例会の約2時間前の時間帯、4時頃から2時間ほど詳細はまた改めてご案内させていてがいただきますが、角川の企業見学をさせていただきたいと思っております。
多分、4年越しの思いであると思いますので、ぜひ皆様方には近くにあって、遠い存在である角川をより身近に感じていただけるように企業見学していただければと思います。角川さん、色々と五輪のことなどありましたが、そういうの払拭するよう皆様には、ご見学をいただき、身近な角川さんとして親しくしていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
ただ今親睦委員長の井関さんからありました、花見例会の約2時間前の時間帯、4時頃から2時間ほど詳細はまた改めてご案内させていてがいただきますが、角川の企業見学をさせていただきたいと思っております。
多分、4年越しの思いであると思いますので、ぜひ皆様方には近くにあって、遠い存在である角川をより身近に感じていただけるように企業見学していただければと思います。角川さん、色々と五輪のことなどありましたが、そういうの払拭するよう皆様には、ご見学をいただき、身近な角川さんとして親しくしていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
スマイルボックス
スマイルボックス委員会
篠宮 克彦 委員長
三上年度:365,201円
皆さんこんにちは。
スマイルボックス委員会から報告をいたします。
三上 誠会長 阿部武志副会長 淺海 剛次幹事
入間基地司令、小野打様本日は当クラブにお越しいただき有難うございます。卓話よろしくお願いいたします。
市川 雅巳さん
基地司令におかれましてはいつも国の安全の為に有難うございます。また航友会ではおせわになります。本日は卓話よろしくお願い申し上げます。
中井 美紀様
よろしくお願い致します
井関 克行さん
入間基地司令、小野打泰子様本日は大変お忙しい中、所沢ロータリークラブの卓話をお引き受け頂きありがとうございます。本日はどうぞ宜しく御願い致します。
柳 麻貴さん
いつも大変仲良くしていただいています。小野打基地司令の卓話を楽しみにしております。来月もまたお目にかかれる事、嬉しく思っております。今日は頑張ってください!!
スマイルボックス委員会から報告をいたします。
三上 誠会長 阿部武志副会長 淺海 剛次幹事
入間基地司令、小野打様本日は当クラブにお越しいただき有難うございます。卓話よろしくお願いいたします。
市川 雅巳さん
基地司令におかれましてはいつも国の安全の為に有難うございます。また航友会ではおせわになります。本日は卓話よろしくお願い申し上げます。
中井 美紀様
よろしくお願い致します
井関 克行さん
入間基地司令、小野打泰子様本日は大変お忙しい中、所沢ロータリークラブの卓話をお引き受け頂きありがとうございます。本日はどうぞ宜しく御願い致します。
柳 麻貴さん
いつも大変仲良くしていただいています。小野打基地司令の卓話を楽しみにしております。来月もまたお目にかかれる事、嬉しく思っております。今日は頑張ってください!!
出席報告
出席向上委員会
市川 雅巳委員長
例会 総数 出席 欠席 %
2887回 59名 42名(Zoom 2名) 17名 77.78%
2887回 59名 42名(Zoom 2名) 17名 77.78%
卓話
講師紹介
井関 克行さん
それでは、本日の卓話の講師をお務めいただきます小野打様の紹介をさせていただきます。小野打泰子様は中部航空警戒管制団司令、入間基地司令でいらっしゃいます。階級の方は空将補でいらっしゃいます。第77期の一般幹部候補生として航空自衛隊に入隊をおされました。その後情報関係の部門に精通して業務に当たられてこられました。直近では平成30年8月に統合幕僚幹部 報道官そして令和元年8月、航空自衛隊第4術科学校長 兼 熊谷基地司令。そして令和4年3月から現職でいらっしゃいます。
私は今入間基地の青年同友会の本部の副会長をさせていただいておりまし、そういった関係で大変お忙しい中ではあるんですが、昨年からちょっとお声がけさせていただいたんですが、ちょっとお忙しい方ですので、年が変わってからちょっともう1度おーお話くださいということで。広報班長の方からお話をいただいて、今日に至った次第でございます。
何度か酒席の方も。ご一緒させていただいたんですが、非常にお酒も好き、お強くて、結構日本酒とかワインなんかを飲まれるんですが、あまり酔っぱうこともなく、いつも凛としていらっしゃるのが素晴らしいなということを感じさせていただいております。こういうと失礼かもしれませんが、普段はフランクにお話される方です。
今日の卓話は非常に楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私は今入間基地の青年同友会の本部の副会長をさせていただいておりまし、そういった関係で大変お忙しい中ではあるんですが、昨年からちょっとお声がけさせていただいたんですが、ちょっとお忙しい方ですので、年が変わってからちょっともう1度おーお話くださいということで。広報班長の方からお話をいただいて、今日に至った次第でございます。
何度か酒席の方も。ご一緒させていただいたんですが、非常にお酒も好き、お強くて、結構日本酒とかワインなんかを飲まれるんですが、あまり酔っぱうこともなく、いつも凛としていらっしゃるのが素晴らしいなということを感じさせていただいております。こういうと失礼かもしれませんが、普段はフランクにお話される方です。
今日の卓話は非常に楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
卓話
講師:小野打 泰子様 (航空自衛隊 中部航空警戒管制団司令 入間基地司令 空将補)
演題:「入間基地の現状について」
過分なご紹介どうもありがとうございました。改めまして、皆さんこんにちは。中部航空警戒管制団指令かねて入間基地司令の小野打でございます。
入間基地に対しまして、所沢ロータリークラブの皆様には、常日頃から、ご理解、ご支援本当にありがとうございます。本日は30分ほどお時間をいただきましたので、入間基地の概要等につきまして、お話させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
それでは早速でありますが、次に行きたいと思います。先ほど紹介いただきましたが、改めて自己紹介させていただきます。出身地は東京であります。特技情報とありますが、この特技というのは、自衛隊の中での専門職でありまして、これはパイロットであったり、会計であったり、航空機整備だったり、色々あるんですけども、私は入隊以来、情報関係をずっとやってまいりました。防大ではなくて、一般幹部候補生、大学を出て、普通に試験を受けて入るものでありますが、それで入隊いたしまして、ここ長いんで省略されておりますが、情報の部隊等若い頃は歩いてまいりました。自衛隊の幹部は大体2年基準、短いと1年ぐらいで交代、転勤しますので、経歴を書くと長くなってしまうところであります。青字が市ヶ谷の防衛省、本省での勤務。赤字が基地の部隊でのし、指揮官等をやった勤務でありまして、ここ10年ちょっとぐらいは、交互に市ヶ谷の方の幕僚をやって、基地の指令みたいのをやってというのを繰り返しております。先ほどご紹介いただきました通り、ここに来る前は熊谷基地の司令兼ねて航空自衛隊第4術科学校、この学校は情報と通信電子関連、気象とかの学校なんですけども、自衛隊の中のそういう専門を教える学校であります。そこの学校長をやっておりまして、昨年の3月に入間基地の方に参りました。今で大体およそ1年ぐらい経っているところであります。
早速ですけども、本日、入間基地の歴史と概要、そして入間基地の主要な部台と装備品、そして最近の緊急発信、スクランブル、そういうことについて、お話しさせていただきたいと思います。初めに入間市の歴史と概要であります。これは旧軍の庁舎が後ろに写っているところであります。入間基地は、昭和13年12月に旧陸軍航空士官学校が開設された土地であります。旧陸軍の、航空士官学校というものは、まずは、陸軍士官学校の中に航空兵科ができまして、それが、昭和12年の初めに、埼玉県の所沢飛行場内に設立されました。それが翌13年の5月に、今の狭山市になります。昔は入間郡豊岡町と呼ばれておりましたが、現在の場所に移ってきまして、そして、13年12月には航空兵科の分校ではなくて、正式な陸軍航空士官学校となったとされております。ここに来る1年前には、所沢の飛行場にあったということで、所沢とも大変縁が深いところであります。ちょっと飛びますけども、昭和20年10月には、この入間基地の方にアメリカ軍が進駐してまいりました。この写真は当時の写真で、ベースオペレーションと書かれてますので、おそらく飛行場地区の写真でありまして、当時の米軍と思われる方々が写っております。
そして、進駐してきてすぐに、基地の名前がジョンソン基地という風に改称されました。ジョンソンエアステーションと表記の写真が残っております。このジョンソンというのは、米軍のジョンソン大佐という方がパイロットだったんですけども、沖縄のフライト中、悪天候に遭いまして、同乗者の人たちをどんどん脱出させて自分は最後まで操縦桿を握り、殉職したということで名付けられたと言われております。ジョンソン基地という名前は今でも、狭山市入間市の方に残っておりまして、ジョンソンタウンとか、米軍の昔の住宅を活用したものとかが色々残っておりまして、皆様も馴染みの深いジョンソンという名前だと思います。
そして、航空自衛隊は昭和29年7月に発足いたしました。29年の10月には、航空自衛隊東部訓練航空警戒隊という部隊がこのジョンソン基地に展開します。この部隊は私が今おります中部、航空警戒管制団のレーダーの管制をするような基地の前身の部隊でありました。そして、昭和33年8月に中部航空方面隊司令部がジョンソン基地に設置されまして、この時点で入間基地というものが発足することになります。しばらくは、入間基地とジョンソン基地、両方、名前がありまして、日米が共有する基地となっております。
中部航空警戒管制団は、36年7月に編成されました。38年には、飛行場地区の管理運用権、飛行場地区を運用する権利のようなものが、米軍から空自へ移行しますけれども、その後も共有が続きまして、昭和53年9月にジョンソン基地が日本側へ全面返還され、米軍が撤退することとなります。
その後、平成元年ぐらいからは、航空自衛隊の組織が色々変わりまして、入間基地にも様々な基地が出たり入ったりすることになります。下の写真は蛇足でありますが、昭和49年5月に航空自衛隊に初めて女性自衛官が3名誕生いたしました。この航空自衛隊の女性自衛官は、陸上自衛隊の女性自衛官から転職してきたというようなことで、昔、陸転幹部と呼ばれておりました。昔はそういう幹部の方がいましたが今はいません。その方たちが航空自衛隊の初めての女性自衛官として活躍して、今後人数が増えていくことになります。
その後、平成20年には入間基地創設50周年となり、24年には航空歴史資料館、修武台記念館が開設し、その前に広報広場ができます。この修武台記念館といいますのは、旧軍の陸軍、海軍の航空機関連及び航空自衛隊の様々な資料が展示しておりまして、今は、月1、2回ですね土日、平日やってる時もあるんですけれども、ホームページの方で、見学者を募集して、見学会を開いております。ご興味がある方はぜひホームページの方を見ていただきたいと思います。そして、平成30年には入間基地創設60周年となり、今現在64年を迎えています。
最近の動きとしましては、令和4年3月に自衛隊入間病院が新設されました。また、航空医学実験隊という部隊が、立川から移転してきております。ここに書かれておりませんが、今年の3月来月になりますけれども、航空安全管理隊という航空機の安全を管理したりするような部隊が入間基地に移転してまいりまして、入間基地はだいぶ混雑している状況であります。入間基地の面積と隊員数ですが、面積320万平方メートル、東京ドーム68個分とあって、なんとなくわかんないような、分かるような感じですが、ジョンソン基地時代、旧陸軍の時代ですね旧陸軍の基地がそのままジョンソン基地になったんですけど、これのかなりの、数倍の大きさだったと言われておりまして、今で言います、彩の森公園とか、稲荷山公園とかその辺りの土地、多くの部分、多くの小学校、中学校と高校とかもあるんですがあの辺全部、ジョンソン基地であったということであります。
このジョンソン基地が払い下げられるとき、一部が入間基地にそのほか文教地区ということで、公園や学校になったということであります。滑走路、全長2000メートルのものが1本あります。隊員数は4500名、これは航空自衛隊の基地の隊員数の中で最大の人数を誇っております。こちら、基地の面積といたしましては、下にあります百里基地や小松基地、この両基地は戦闘機がある基地ですけども、そういう基地に比べますと、面積も小さいし、戦闘機がなくて練習機は輸送機だけですので滑走路の長さも短くなっておりますが、人員数は4500と他に比べてかなり多いということがお分かりいただけると思います。また、そのうち約17パーセントが女性隊員ということです。自衛隊の航空自衛隊員は大体10パーセント弱ぐらいだと思いますので、極めて女性隊員が多い基地でもあります。これはやはり、首都圏ということで、女性隊員が子供を育てやすいとか。あと、後で出てきますがおっきな補給処等がありますので女性隊員が勤務しやすいといったところもあるのかと思います。また、航空自衛隊の中で、唯一基地の中に保育所もありますので、そういうところもあるのかなと思います。これが、主要な施設の状況であります。全国の基地の中で唯一西武池袋線が基地の中を通っております。乗られてこちらの方に来られた方は、電車から左右に基地が見えることと思います。そして、正門からの道が1本あるんですけども、この道が西地区と東地区を唯一繋いでおります。隣に稲荷山公園駅の駅がありますので、なかなかここの踏み切りが閉まることが多くて、東西の行き来を多少困難にしているというとこに、ちょっと問題があります。
では、入間基地の部隊と装備品についてお話したいと思います。航空自衛隊ですので、航空防衛力は何かというとこちょっとお話しますと、航空機やレーダー、ミサイル等を主体とした、国家が保有する航空に関する防衛力を航空防衛力と言っております。陸や海というものは、有事の時は陸上自衛隊、そして海上自衛隊ですが、平時、普通の時は警察、海上保安庁がその防衛力と言いますか力を持っております。ところが、航空自衛隊というものは、平時の時対応するものがありませんので、有時も平時も。航空宇宙に関わる領域の日本の代表として、航空防衛力を使っているというところです。この有事以外にやっておりますこととしましては、後でお話しします。対領空侵犯措置、航空機が日本の上空に近づいてきた時に対応する措置ですね、最近よく打たれ打たれておりますが、ミサイルが来た時に破壊すると、その他災害派遣や国際緊急援助等に対応しております。
航空自衛隊の組織でありますが、航空自衛隊っていうのは機能別の組織であります。ちょっとこの図だと分かりにくいので、イメージ図にしますと、ここの上の部分ですね槍の穂先の部分が航空総隊、戦う部隊でありますで、それを支援するのが、航空支援集団で、さらに教育や補給や研究開発といったものが支えているというものであります。入間基地には、これらのうちの教育を除く、全ての関係する部隊がありまして、多種多様な部隊があるところであります。具体的に示しますと、これら17個ですね、さっき言いました。もう1個増えたら18個になりますけども部隊が素在しております。戦う航空総隊の部分、戦闘部隊的なとこといたしまして、こちらの青い部分。支える航空支援集団、そして開発や補給、その他の部隊となっております。装備品といたしましては、こちらに示しておりますように練習機や輸送機が主体であります。その他、先ほどのミサイル破壊をいたします、ペトリオット、また、移動式レーダー等を持っております。
これから各主要な部隊について簡単にお話したいと思いますが、航空総隊というものは、北と中と西と南西に分かれておりましてこの入間基地は当然この中部航空方面隊に属しております。中部航空方面隊の入間基地には中部航空方面隊全体を指揮します、中部航空方面隊司令部が入間基地にあります。また、私の部隊でありますが、中部航空警戒管制団司令部も入間にあります
中部航空警戒管制団っていうのは、レーダーサイトで上空を見張る部隊でありまして、入間には第2動警戒隊と防空指揮所というものがあります。これは全体を指揮しておりまして、これは、移動式のレーダーでして、どっかのレーダーが壊れたとか換装するといった時に、代わりに行くものであります。そのほか8個のレーダーサイトがありまして、佐渡、輪島、串本、大分県それらの8個の部隊のところで、上空を24時間監視しているところであります。
また、第1高射群といいますのは、先ほどのペトリオットの部隊でありますが、この中部航空方面隊には、第1高射群と第4高射群と2個の高射群があります。入間基地には、第1高射群の本部ともう1つ高射隊、ミサイルを持ってる部隊がおります。なお、今年度末にはこの第1高射群と第4高射群が合体いたしまして、統合されまして中部高射群となりまして入間の方に高射群本部が置かれることになります。
こちら、ペトリオットシステムになります。地上から空機を撃追するミサイルであります、航空機、またミサイルですねミサイル等を撃追するものであります、低高度から高高度に至る複数目標に同時に対処できると、高い能力を持っているミサイルであります。このペトリエットはシステムとありますように、このミサイルの他にもう1つこちらですね、これ、アンテナが立つところなんですけども、このアンテナマストグループと言いますか、アンテナ、その他、射撃の完成装置とかですね電源車とか、レーダーとかいろんなものが一緒になってシステムとして機能しているという部隊でありまして、どっか移動するときは、これらの車が6台、7台一緒に移動しないとならないものであります。
次に航空救難団、航空救難部隊、ヘリコプター空輸隊でありますが、航空自衛隊には、全国に10カ所の航空救難部隊とヘリクール部隊4基地にあります。入間ではこれら全部を、指揮しております。航空救難団司令部というものとイルマヘリコプター空輸隊があります。こちら、迷彩柄のこのCH-47Jというヘリを使っております。CH-47Jは航空基地の間や先ほどありましたようなレーダーサイトと基地の間等を飛行いたしまして、必要な機材や人員を輸送するものであります。次に第2輸送航空隊と飛行機点検隊、先ほどの、槍の穂先の総隊の下にあった航空支援集団に属するものであります。入間にはこの第1、第2、第3とあるんですけど、そのうちの第2輸送航空隊があります。こちらはこのC2輸送機等が今あります。C2輸送機は今まで使っておりましたC1輸送機の後継でありまして、C1に比べまして近代化された装備を持っております。4倍の航続距離、距離が飛べるということです。また、3倍の搭載量がなされるとすごい大型でありますが、中に入っていても外にいても騒音がC1よりかなり少なくなっているという近代的な輸送機であります。こちらU-125飛行点検機であります。これは、電波により航空機の航行の援助をする施設であります。航空保安無線施設というものが各自衛隊に置いてあるんですけども、その機能の状況を点検して回る飛行点検機であります。この部隊を、日本で唯一入間基地に所在しております。
次に航空医学実験隊であります。実験体実験団というものにつきましては、全国に3か所あるんですけども、そのうち入間には航空医学実験体があります。ここで航空医学等に関する調査研究をしたり、あと対G、Gに耐えるような訓練とか、低圧の訓練とか、そういったものをやったりするようなところであります。
最後に第3、第4補給処です。航空自衛隊には、昔第1があったんですけどそれは統合されてしまいまして、第2、第3、第4と補給処が3つあります。そのうちの第3補給処と、第4補給処が入間に所在しております。このうち第3の方は通信電子関連の機材と第4の方は火薬や弾薬この被服とか車両とかいろんなもののそれらの、調達、保管補給、整備等をするところであります。以上のように、入間基地は補給とかですね、輸送機による輸送等の中核となる基地であります。また、各部隊の司令部が多く所在している基地でありまして、首都圏から1番近い飛行場というところで活躍している基地であります。
次に最近の緊急発信状況について、簡単にご説明したいと思います。先ほど言いました通り、緊急発信というのは、いわゆるスクランブルでありまして、領空侵犯措置として実施されてます。すなわち日本に近づいてくる、日本の領空に近づいてくる許可のない飛行機、計画外の飛行機、どこの飛行機かわからないような飛行機が近づいてきた場合に、戦闘機が緊急発信して確認対応するというものであります。この手順を簡単に言いますと、我々のレーダー等で見ていて、知らない飛行機が来たというと、スクランブル発信され、航空機が戦闘機が上がっていきます。緊急発信されて、状況を確認したり、まだ近づいてきたら監視したり、さらには入ってくるなということを通告して、それでも入ってくると誘導して、強制着陸させたりします。領空に入ってくると、領空侵犯でありで、どのくらいこの回数はいってるかというとこでありますが、今まだ2022年と最後まで言っておりませんので。34半期のところまででありますが、34半期、合計今612です。34半期の合計で見ますと、ここ数年のまあ、真ん中ぐらいのところであります。どこの国かと言いますと、4分の3が中国、残り、4分の1ぐらいがロシアという状況であります。対象となっている、ロシア機、中国機の飛行パターンでありますけども、こちらの赤いのが中国機、こちら黄色いのがロシア機でありまして、我が国の情報収集等のためにこれらの飛行機、日本のそばまでやってくるというところであり、大体情報収集に来る場合と、訓練できてる場合がありますが、結構もう領空スレスレとまでやってきたりします。回数の推移ですが、回数は1958年、航空自衛隊ができて以来なんですけど、この辺は冷戦です。ソ連のところの飛行機が増えて、スクランブルがいっぱい出てた時代です。そして、ソ連崩壊しまして、ロシアになって、この辺りどんどん減ってたんですけども、この辺で急激にまた増えてるのが、今度は中国が増えているということで、増えている状況です。過去1番多かったのが、今のところ2016年度、1年間に1168回、スクランブル発進をしているというとこです。2番目が2021年ですね、今年今のところ見積もりでは、2021年よりちょっと減るぐらいかなという風に見ております。いくつか、簡単に最近の事例を紹介したいと思います。こちら中ロ共同飛行、中国とロシアの爆撃機が一緒に並んで飛行して、周りに対して威圧するというようなものでありまして、2019年から令和元年以来、毎年1回ずつ実施されてきました。4年も5月に実施されて、これで1年1個だったら終わりかなと思っておりましたら、4年は11月にも実施されていて、これで5回目となっております。こちら中国機が日本海の方に入っていって、今度帰り道にロシア機と一緒になってやってくるということで、中国を最後こっちへ帰って、ロシア機は帰っていくという状況です。また、こちらにちょっとちっちゃいの出てますけど、ここは中国の戦闘機が出てきてるところであります。こちらが、スクランブルした戦闘機が撮ってきた写真であります。H6爆撃機、これは中国の国産の大型爆撃機であります。ソビエトのTu-16バジャーという爆撃機が昔あったんですけども、それを国産化したものであります。古いんですけどもどんどん改良して様々なタイプができててきておりまして、数も増えて、距離もどんどんどん長くなって、能力がどんどん上がっているという状況です。こちらロシア機の方ですが、Tu-95MS爆撃機、NATOコードネーム、ベアってやつです。これも、1950年代後半から実用化されて大変古いんですけども改良をされてきております。先ほどの中国機が6000キロぐらいだと思うんですけど、こちらもう1万5000ぐらい飛べる航空機であります。さっき、戦闘機っていうのを言いましたけども、これが、戦闘機撮ってきてるとこなんですけども、これらの爆撃機というのは、機体が大きく動きも遅いので敵の戦闘機に狙われますので、爆撃に行くときには、このような戦闘機をエスコートファイターと言いますけども、一緒に連れて行って、爆撃機を守るんです。そういう実戦的な訓練というのが、中国のJ-16と思われる、戦闘機が爆撃機に随行してですね、実践的な訓練をやっているというとこが、今回5回目について初めて見ることができました。もう1つ、こちら中国の艦載機の動きでありますが、これは中国の空母の艦載機でありまして、昨年の5月頃ですがこの地点でやってるんですけども、日本に1番近い地点で艦載機の訓練を実施しておりました。昨年の12月頃も同じような訓練を実施しております。こちらが撮った写真でありますが、ウクライナから購入した中古の空母のワリヤーグを改造した、中国の1個目の空母、遼寧というものです。中国はさらにこれを基に作りました山東という空母と、あとまだ就役していませんが、福建という3個の空母を持っております。この写真が第1番目の遼寧であります。こちらで戦闘機が帰ってきた所です。艦載機です。こちらも帰ってきたところを映しておりますけども、離発着を200回以上、1番多くやったというところであります。この艦載機につきましてはJ15って言いまして、ロシアのSu-33(スホイ33)を模倣したと言われております中国の空母に乗っている航空機であります。最後にですね、こちら、中国の無人機の動きであります。これ昨年の8月でありますが、BZK-005、偵察型大型無人機であります。もう1つここに出てますが、TB-001偵察攻撃型無人機、あと不明の無人機です。多くの無人機が宮古島と沖縄の間の沖宮と言われますが、そこを通って太平洋に出て、先島諸島の方まで行って、戻ってくるということやっております。この時は、たい台湾の周辺で、中国が大規模演習をやった時であります。そして、この無人機を多く飛ばして、下に他の艦艇等がいるんですけども、そこで一緒に演習をやっているというとこであります。この無人機というのは当然、攻撃対象の艦艇等を撮影したり位置の情報を送ってくるということもできます。攻撃型ですと、もちろんミサイル等で艦艇等を攻撃することもできるものであります。こちら、BZK-005偵察型です。ちょっと大きさがわかんないんですけど、かなり大きなものであります。こちらも同じく、TB-001攻撃型であります。かなり大きいんですけど、他にも無人機がかなりたくさんの種類を中国は実用化しているところであります。
緊急発進についてまとめますと、毎日のニュースにはならないんですけども日夜やられておりまして、近年では1000回前後で高止まり中という感じです。対象国は中国が4分の3、さっき出ました通り最近の特異な飛行としましては、中国とロシアが一緒に長距離を飛ぶという共同飛行や、中国の無人機が太平洋に出てくる、また、中国の空母から艦載機の離発着訓練が増えている。というようなところが挙げられます。
以上でありますが、入間基地ですね、コロナで3年ぐらいな様々な行事がなかなかできなかった所でありますが、去年からちょっとずつ始めまして、令和5年度も様々な行事をしっかりやっていきたいと思っておりますので、航空祭を始め、様々な行事に皆さんぜひお越しください、以上で卓話を終わります。どうもありがとうございました。
入間基地に対しまして、所沢ロータリークラブの皆様には、常日頃から、ご理解、ご支援本当にありがとうございます。本日は30分ほどお時間をいただきましたので、入間基地の概要等につきまして、お話させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
それでは早速でありますが、次に行きたいと思います。先ほど紹介いただきましたが、改めて自己紹介させていただきます。出身地は東京であります。特技情報とありますが、この特技というのは、自衛隊の中での専門職でありまして、これはパイロットであったり、会計であったり、航空機整備だったり、色々あるんですけども、私は入隊以来、情報関係をずっとやってまいりました。防大ではなくて、一般幹部候補生、大学を出て、普通に試験を受けて入るものでありますが、それで入隊いたしまして、ここ長いんで省略されておりますが、情報の部隊等若い頃は歩いてまいりました。自衛隊の幹部は大体2年基準、短いと1年ぐらいで交代、転勤しますので、経歴を書くと長くなってしまうところであります。青字が市ヶ谷の防衛省、本省での勤務。赤字が基地の部隊でのし、指揮官等をやった勤務でありまして、ここ10年ちょっとぐらいは、交互に市ヶ谷の方の幕僚をやって、基地の指令みたいのをやってというのを繰り返しております。先ほどご紹介いただきました通り、ここに来る前は熊谷基地の司令兼ねて航空自衛隊第4術科学校、この学校は情報と通信電子関連、気象とかの学校なんですけども、自衛隊の中のそういう専門を教える学校であります。そこの学校長をやっておりまして、昨年の3月に入間基地の方に参りました。今で大体およそ1年ぐらい経っているところであります。
早速ですけども、本日、入間基地の歴史と概要、そして入間基地の主要な部台と装備品、そして最近の緊急発信、スクランブル、そういうことについて、お話しさせていただきたいと思います。初めに入間市の歴史と概要であります。これは旧軍の庁舎が後ろに写っているところであります。入間基地は、昭和13年12月に旧陸軍航空士官学校が開設された土地であります。旧陸軍の、航空士官学校というものは、まずは、陸軍士官学校の中に航空兵科ができまして、それが、昭和12年の初めに、埼玉県の所沢飛行場内に設立されました。それが翌13年の5月に、今の狭山市になります。昔は入間郡豊岡町と呼ばれておりましたが、現在の場所に移ってきまして、そして、13年12月には航空兵科の分校ではなくて、正式な陸軍航空士官学校となったとされております。ここに来る1年前には、所沢の飛行場にあったということで、所沢とも大変縁が深いところであります。ちょっと飛びますけども、昭和20年10月には、この入間基地の方にアメリカ軍が進駐してまいりました。この写真は当時の写真で、ベースオペレーションと書かれてますので、おそらく飛行場地区の写真でありまして、当時の米軍と思われる方々が写っております。
そして、進駐してきてすぐに、基地の名前がジョンソン基地という風に改称されました。ジョンソンエアステーションと表記の写真が残っております。このジョンソンというのは、米軍のジョンソン大佐という方がパイロットだったんですけども、沖縄のフライト中、悪天候に遭いまして、同乗者の人たちをどんどん脱出させて自分は最後まで操縦桿を握り、殉職したということで名付けられたと言われております。ジョンソン基地という名前は今でも、狭山市入間市の方に残っておりまして、ジョンソンタウンとか、米軍の昔の住宅を活用したものとかが色々残っておりまして、皆様も馴染みの深いジョンソンという名前だと思います。
そして、航空自衛隊は昭和29年7月に発足いたしました。29年の10月には、航空自衛隊東部訓練航空警戒隊という部隊がこのジョンソン基地に展開します。この部隊は私が今おります中部、航空警戒管制団のレーダーの管制をするような基地の前身の部隊でありました。そして、昭和33年8月に中部航空方面隊司令部がジョンソン基地に設置されまして、この時点で入間基地というものが発足することになります。しばらくは、入間基地とジョンソン基地、両方、名前がありまして、日米が共有する基地となっております。
中部航空警戒管制団は、36年7月に編成されました。38年には、飛行場地区の管理運用権、飛行場地区を運用する権利のようなものが、米軍から空自へ移行しますけれども、その後も共有が続きまして、昭和53年9月にジョンソン基地が日本側へ全面返還され、米軍が撤退することとなります。
その後、平成元年ぐらいからは、航空自衛隊の組織が色々変わりまして、入間基地にも様々な基地が出たり入ったりすることになります。下の写真は蛇足でありますが、昭和49年5月に航空自衛隊に初めて女性自衛官が3名誕生いたしました。この航空自衛隊の女性自衛官は、陸上自衛隊の女性自衛官から転職してきたというようなことで、昔、陸転幹部と呼ばれておりました。昔はそういう幹部の方がいましたが今はいません。その方たちが航空自衛隊の初めての女性自衛官として活躍して、今後人数が増えていくことになります。
その後、平成20年には入間基地創設50周年となり、24年には航空歴史資料館、修武台記念館が開設し、その前に広報広場ができます。この修武台記念館といいますのは、旧軍の陸軍、海軍の航空機関連及び航空自衛隊の様々な資料が展示しておりまして、今は、月1、2回ですね土日、平日やってる時もあるんですけれども、ホームページの方で、見学者を募集して、見学会を開いております。ご興味がある方はぜひホームページの方を見ていただきたいと思います。そして、平成30年には入間基地創設60周年となり、今現在64年を迎えています。
最近の動きとしましては、令和4年3月に自衛隊入間病院が新設されました。また、航空医学実験隊という部隊が、立川から移転してきております。ここに書かれておりませんが、今年の3月来月になりますけれども、航空安全管理隊という航空機の安全を管理したりするような部隊が入間基地に移転してまいりまして、入間基地はだいぶ混雑している状況であります。入間基地の面積と隊員数ですが、面積320万平方メートル、東京ドーム68個分とあって、なんとなくわかんないような、分かるような感じですが、ジョンソン基地時代、旧陸軍の時代ですね旧陸軍の基地がそのままジョンソン基地になったんですけど、これのかなりの、数倍の大きさだったと言われておりまして、今で言います、彩の森公園とか、稲荷山公園とかその辺りの土地、多くの部分、多くの小学校、中学校と高校とかもあるんですがあの辺全部、ジョンソン基地であったということであります。
このジョンソン基地が払い下げられるとき、一部が入間基地にそのほか文教地区ということで、公園や学校になったということであります。滑走路、全長2000メートルのものが1本あります。隊員数は4500名、これは航空自衛隊の基地の隊員数の中で最大の人数を誇っております。こちら、基地の面積といたしましては、下にあります百里基地や小松基地、この両基地は戦闘機がある基地ですけども、そういう基地に比べますと、面積も小さいし、戦闘機がなくて練習機は輸送機だけですので滑走路の長さも短くなっておりますが、人員数は4500と他に比べてかなり多いということがお分かりいただけると思います。また、そのうち約17パーセントが女性隊員ということです。自衛隊の航空自衛隊員は大体10パーセント弱ぐらいだと思いますので、極めて女性隊員が多い基地でもあります。これはやはり、首都圏ということで、女性隊員が子供を育てやすいとか。あと、後で出てきますがおっきな補給処等がありますので女性隊員が勤務しやすいといったところもあるのかと思います。また、航空自衛隊の中で、唯一基地の中に保育所もありますので、そういうところもあるのかなと思います。これが、主要な施設の状況であります。全国の基地の中で唯一西武池袋線が基地の中を通っております。乗られてこちらの方に来られた方は、電車から左右に基地が見えることと思います。そして、正門からの道が1本あるんですけども、この道が西地区と東地区を唯一繋いでおります。隣に稲荷山公園駅の駅がありますので、なかなかここの踏み切りが閉まることが多くて、東西の行き来を多少困難にしているというとこに、ちょっと問題があります。
では、入間基地の部隊と装備品についてお話したいと思います。航空自衛隊ですので、航空防衛力は何かというとこちょっとお話しますと、航空機やレーダー、ミサイル等を主体とした、国家が保有する航空に関する防衛力を航空防衛力と言っております。陸や海というものは、有事の時は陸上自衛隊、そして海上自衛隊ですが、平時、普通の時は警察、海上保安庁がその防衛力と言いますか力を持っております。ところが、航空自衛隊というものは、平時の時対応するものがありませんので、有時も平時も。航空宇宙に関わる領域の日本の代表として、航空防衛力を使っているというところです。この有事以外にやっておりますこととしましては、後でお話しします。対領空侵犯措置、航空機が日本の上空に近づいてきた時に対応する措置ですね、最近よく打たれ打たれておりますが、ミサイルが来た時に破壊すると、その他災害派遣や国際緊急援助等に対応しております。
航空自衛隊の組織でありますが、航空自衛隊っていうのは機能別の組織であります。ちょっとこの図だと分かりにくいので、イメージ図にしますと、ここの上の部分ですね槍の穂先の部分が航空総隊、戦う部隊でありますで、それを支援するのが、航空支援集団で、さらに教育や補給や研究開発といったものが支えているというものであります。入間基地には、これらのうちの教育を除く、全ての関係する部隊がありまして、多種多様な部隊があるところであります。具体的に示しますと、これら17個ですね、さっき言いました。もう1個増えたら18個になりますけども部隊が素在しております。戦う航空総隊の部分、戦闘部隊的なとこといたしまして、こちらの青い部分。支える航空支援集団、そして開発や補給、その他の部隊となっております。装備品といたしましては、こちらに示しておりますように練習機や輸送機が主体であります。その他、先ほどのミサイル破壊をいたします、ペトリオット、また、移動式レーダー等を持っております。
これから各主要な部隊について簡単にお話したいと思いますが、航空総隊というものは、北と中と西と南西に分かれておりましてこの入間基地は当然この中部航空方面隊に属しております。中部航空方面隊の入間基地には中部航空方面隊全体を指揮します、中部航空方面隊司令部が入間基地にあります。また、私の部隊でありますが、中部航空警戒管制団司令部も入間にあります
中部航空警戒管制団っていうのは、レーダーサイトで上空を見張る部隊でありまして、入間には第2動警戒隊と防空指揮所というものがあります。これは全体を指揮しておりまして、これは、移動式のレーダーでして、どっかのレーダーが壊れたとか換装するといった時に、代わりに行くものであります。そのほか8個のレーダーサイトがありまして、佐渡、輪島、串本、大分県それらの8個の部隊のところで、上空を24時間監視しているところであります。
また、第1高射群といいますのは、先ほどのペトリオットの部隊でありますが、この中部航空方面隊には、第1高射群と第4高射群と2個の高射群があります。入間基地には、第1高射群の本部ともう1つ高射隊、ミサイルを持ってる部隊がおります。なお、今年度末にはこの第1高射群と第4高射群が合体いたしまして、統合されまして中部高射群となりまして入間の方に高射群本部が置かれることになります。
こちら、ペトリオットシステムになります。地上から空機を撃追するミサイルであります、航空機、またミサイルですねミサイル等を撃追するものであります、低高度から高高度に至る複数目標に同時に対処できると、高い能力を持っているミサイルであります。このペトリエットはシステムとありますように、このミサイルの他にもう1つこちらですね、これ、アンテナが立つところなんですけども、このアンテナマストグループと言いますか、アンテナ、その他、射撃の完成装置とかですね電源車とか、レーダーとかいろんなものが一緒になってシステムとして機能しているという部隊でありまして、どっか移動するときは、これらの車が6台、7台一緒に移動しないとならないものであります。
次に航空救難団、航空救難部隊、ヘリコプター空輸隊でありますが、航空自衛隊には、全国に10カ所の航空救難部隊とヘリクール部隊4基地にあります。入間ではこれら全部を、指揮しております。航空救難団司令部というものとイルマヘリコプター空輸隊があります。こちら、迷彩柄のこのCH-47Jというヘリを使っております。CH-47Jは航空基地の間や先ほどありましたようなレーダーサイトと基地の間等を飛行いたしまして、必要な機材や人員を輸送するものであります。次に第2輸送航空隊と飛行機点検隊、先ほどの、槍の穂先の総隊の下にあった航空支援集団に属するものであります。入間にはこの第1、第2、第3とあるんですけど、そのうちの第2輸送航空隊があります。こちらはこのC2輸送機等が今あります。C2輸送機は今まで使っておりましたC1輸送機の後継でありまして、C1に比べまして近代化された装備を持っております。4倍の航続距離、距離が飛べるということです。また、3倍の搭載量がなされるとすごい大型でありますが、中に入っていても外にいても騒音がC1よりかなり少なくなっているという近代的な輸送機であります。こちらU-125飛行点検機であります。これは、電波により航空機の航行の援助をする施設であります。航空保安無線施設というものが各自衛隊に置いてあるんですけども、その機能の状況を点検して回る飛行点検機であります。この部隊を、日本で唯一入間基地に所在しております。
次に航空医学実験隊であります。実験体実験団というものにつきましては、全国に3か所あるんですけども、そのうち入間には航空医学実験体があります。ここで航空医学等に関する調査研究をしたり、あと対G、Gに耐えるような訓練とか、低圧の訓練とか、そういったものをやったりするようなところであります。
最後に第3、第4補給処です。航空自衛隊には、昔第1があったんですけどそれは統合されてしまいまして、第2、第3、第4と補給処が3つあります。そのうちの第3補給処と、第4補給処が入間に所在しております。このうち第3の方は通信電子関連の機材と第4の方は火薬や弾薬この被服とか車両とかいろんなもののそれらの、調達、保管補給、整備等をするところであります。以上のように、入間基地は補給とかですね、輸送機による輸送等の中核となる基地であります。また、各部隊の司令部が多く所在している基地でありまして、首都圏から1番近い飛行場というところで活躍している基地であります。
次に最近の緊急発信状況について、簡単にご説明したいと思います。先ほど言いました通り、緊急発信というのは、いわゆるスクランブルでありまして、領空侵犯措置として実施されてます。すなわち日本に近づいてくる、日本の領空に近づいてくる許可のない飛行機、計画外の飛行機、どこの飛行機かわからないような飛行機が近づいてきた場合に、戦闘機が緊急発信して確認対応するというものであります。この手順を簡単に言いますと、我々のレーダー等で見ていて、知らない飛行機が来たというと、スクランブル発信され、航空機が戦闘機が上がっていきます。緊急発信されて、状況を確認したり、まだ近づいてきたら監視したり、さらには入ってくるなということを通告して、それでも入ってくると誘導して、強制着陸させたりします。領空に入ってくると、領空侵犯でありで、どのくらいこの回数はいってるかというとこでありますが、今まだ2022年と最後まで言っておりませんので。34半期のところまででありますが、34半期、合計今612です。34半期の合計で見ますと、ここ数年のまあ、真ん中ぐらいのところであります。どこの国かと言いますと、4分の3が中国、残り、4分の1ぐらいがロシアという状況であります。対象となっている、ロシア機、中国機の飛行パターンでありますけども、こちらの赤いのが中国機、こちら黄色いのがロシア機でありまして、我が国の情報収集等のためにこれらの飛行機、日本のそばまでやってくるというところであり、大体情報収集に来る場合と、訓練できてる場合がありますが、結構もう領空スレスレとまでやってきたりします。回数の推移ですが、回数は1958年、航空自衛隊ができて以来なんですけど、この辺は冷戦です。ソ連のところの飛行機が増えて、スクランブルがいっぱい出てた時代です。そして、ソ連崩壊しまして、ロシアになって、この辺りどんどん減ってたんですけども、この辺で急激にまた増えてるのが、今度は中国が増えているということで、増えている状況です。過去1番多かったのが、今のところ2016年度、1年間に1168回、スクランブル発進をしているというとこです。2番目が2021年ですね、今年今のところ見積もりでは、2021年よりちょっと減るぐらいかなという風に見ております。いくつか、簡単に最近の事例を紹介したいと思います。こちら中ロ共同飛行、中国とロシアの爆撃機が一緒に並んで飛行して、周りに対して威圧するというようなものでありまして、2019年から令和元年以来、毎年1回ずつ実施されてきました。4年も5月に実施されて、これで1年1個だったら終わりかなと思っておりましたら、4年は11月にも実施されていて、これで5回目となっております。こちら中国機が日本海の方に入っていって、今度帰り道にロシア機と一緒になってやってくるということで、中国を最後こっちへ帰って、ロシア機は帰っていくという状況です。また、こちらにちょっとちっちゃいの出てますけど、ここは中国の戦闘機が出てきてるところであります。こちらが、スクランブルした戦闘機が撮ってきた写真であります。H6爆撃機、これは中国の国産の大型爆撃機であります。ソビエトのTu-16バジャーという爆撃機が昔あったんですけども、それを国産化したものであります。古いんですけどもどんどん改良して様々なタイプができててきておりまして、数も増えて、距離もどんどんどん長くなって、能力がどんどん上がっているという状況です。こちらロシア機の方ですが、Tu-95MS爆撃機、NATOコードネーム、ベアってやつです。これも、1950年代後半から実用化されて大変古いんですけども改良をされてきております。先ほどの中国機が6000キロぐらいだと思うんですけど、こちらもう1万5000ぐらい飛べる航空機であります。さっき、戦闘機っていうのを言いましたけども、これが、戦闘機撮ってきてるとこなんですけども、これらの爆撃機というのは、機体が大きく動きも遅いので敵の戦闘機に狙われますので、爆撃に行くときには、このような戦闘機をエスコートファイターと言いますけども、一緒に連れて行って、爆撃機を守るんです。そういう実戦的な訓練というのが、中国のJ-16と思われる、戦闘機が爆撃機に随行してですね、実践的な訓練をやっているというとこが、今回5回目について初めて見ることができました。もう1つ、こちら中国の艦載機の動きでありますが、これは中国の空母の艦載機でありまして、昨年の5月頃ですがこの地点でやってるんですけども、日本に1番近い地点で艦載機の訓練を実施しておりました。昨年の12月頃も同じような訓練を実施しております。こちらが撮った写真でありますが、ウクライナから購入した中古の空母のワリヤーグを改造した、中国の1個目の空母、遼寧というものです。中国はさらにこれを基に作りました山東という空母と、あとまだ就役していませんが、福建という3個の空母を持っております。この写真が第1番目の遼寧であります。こちらで戦闘機が帰ってきた所です。艦載機です。こちらも帰ってきたところを映しておりますけども、離発着を200回以上、1番多くやったというところであります。この艦載機につきましてはJ15って言いまして、ロシアのSu-33(スホイ33)を模倣したと言われております中国の空母に乗っている航空機であります。最後にですね、こちら、中国の無人機の動きであります。これ昨年の8月でありますが、BZK-005、偵察型大型無人機であります。もう1つここに出てますが、TB-001偵察攻撃型無人機、あと不明の無人機です。多くの無人機が宮古島と沖縄の間の沖宮と言われますが、そこを通って太平洋に出て、先島諸島の方まで行って、戻ってくるということやっております。この時は、たい台湾の周辺で、中国が大規模演習をやった時であります。そして、この無人機を多く飛ばして、下に他の艦艇等がいるんですけども、そこで一緒に演習をやっているというとこであります。この無人機というのは当然、攻撃対象の艦艇等を撮影したり位置の情報を送ってくるということもできます。攻撃型ですと、もちろんミサイル等で艦艇等を攻撃することもできるものであります。こちら、BZK-005偵察型です。ちょっと大きさがわかんないんですけど、かなり大きなものであります。こちらも同じく、TB-001攻撃型であります。かなり大きいんですけど、他にも無人機がかなりたくさんの種類を中国は実用化しているところであります。
緊急発進についてまとめますと、毎日のニュースにはならないんですけども日夜やられておりまして、近年では1000回前後で高止まり中という感じです。対象国は中国が4分の3、さっき出ました通り最近の特異な飛行としましては、中国とロシアが一緒に長距離を飛ぶという共同飛行や、中国の無人機が太平洋に出てくる、また、中国の空母から艦載機の離発着訓練が増えている。というようなところが挙げられます。
以上でありますが、入間基地ですね、コロナで3年ぐらいな様々な行事がなかなかできなかった所でありますが、去年からちょっとずつ始めまして、令和5年度も様々な行事をしっかりやっていきたいと思っておりますので、航空祭を始め、様々な行事に皆さんぜひお越しください、以上で卓話を終わります。どうもありがとうございました。