２月11日（火）法定休日の為休会
２月18日（火）国際ロータリー第2570地区　第３グループ　IM
　　　　　　　会場：所沢文化センターミューズ（キューブホール）
　　　　　　　点鐘：14時00分（受付13時00分より）
２月25日（火）定款の規定により休会

目次

１．お客様の紹介
２．会長の時間
３．幹事報告
４．記念祝福
５．ロータリーの友
６．各委員会報告
７．講師紹介
８．卓話

本日講師を務めていただきます埼玉県所沢警察署刑事課組織犯罪対策係長であります警部補の保泉和雅様です。同じく巡査部長の林健太様、同じく警部補の奥秋茂人様です。続きまして、新井園の代表取締役の新井久文様でございます。本日はよろしくお願いいたします。

皆様、こんにちは。先週は米山記念奨学生、財団奨学生、青少年交換学生についてお話しいたしました。本日は2月1日に行われた財団委員会で、隣の2770地区と合同で年1回、奨学生、奨学候補生を含めて合同オリエンテーションを行っておりますので、そのお話をさせていただきたいと思います。

隣の地区と私たちの地区で、毎年当番クラブが変わり、熊谷のキングアンバサダーホテルで行われました。ガバナー、ガバナーエレクト、直前ガバナー、財団委員、財団奨学候補生、そして学友が参加しております。学友という制度がございまして、奨学生として海外に留学して戻ってきた方を学友と呼んでおります。これは青少年でも同じような呼び方だと思っております。

2770地区の奨学候補生は男性3名、女性1名の計4名でございます。去年は所沢ロータリークラブがスポンサークラブで、石塚あすり君、覚えていらっしゃいますか。彼は今ロンドンで頑張っております。その時の2770地区は6名の奨学生を出されておりました。今回は4名でございます。そのうちの2名の方がもうすでに海外に留学されており、お一人はチェコのプラハ、もう一人はケンブリッジに在住でございます。そのため、ズームでの参加となりました。お二人とも医学生で、本当に高尚なお話で私には理解が難しかったのですが、病気の研究をされている方がお一人いらっしゃいました。そういった目的を持って海外で学ばれ、日本に帰ってきてお役に立てることは本当に素晴らしいことだと思っております。

皆様ご存知だと思いますが、ロータリー奨学生で海外に行かれ、日本に戻ってきて活躍されている有名な方には、国連難民高等弁務官の緒方貞子さんがいらっしゃいます。彼女は2期生でございました。また、宇宙飛行士の山崎直子さんも、アメリカのジョージタウンに留学され、現在に至っております。本当に優秀な方がロータリーの奨学金を使って海外で学び、帰ってこられることは、素晴らしい制度だと思っております。

我が地区では、現在2名の女性の方がいらっしゃいます。お一人の方は東京外語大4年生の宍戸真生さんで、スポンサークラブは志木でございます。彼女の発表の中で私が一番印象に残ったのが、第2代国連事務総長のダグー・ハマショルド氏の「国連は人類を天国に連れて行くためではなく、地獄から救うために作られた」という言葉です。彼女の希望校はパリ政治学院で、ロータリーの重点分野は平和構築と紛争予防です。

もう一人の方は、2024年4月まで JICAでコートジボワールに看護助産師として派遣された中村悦子さんです。彼女は本当に熱心で、試験の時も高得点で合格されました。羽生クラブがスポンサークラブで、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学を希望されております。皆様もご存知のように、アメリカの大学の授業料はとても高額です。グローバル補助金では6万ドルは出るのですが、おそらく1年の授業料になってしまうと思います。

彼女は助産師なので、興味深い話をされました。昔の大名行列を横切ると待ったなしで殺されてしまう中、助産師だけは例外で横切ることが許されていたそうです。それだけ重要視されていたということです。また、彼女の話によると、埼玉県は都道府県の中で出生率が多いものの、助産師は最も少なく、医師の数も都道府県の中で最も少ないそうです。

プレゼンの後には必ず学友からのアドバイスがございます。自己紹介をする際は必ずフルネームで行った方が良いとのことで、「所沢ロータリークラブの鳥居です」ではなく、「所沢ロータリークラブの鳥居由美子でございます」というように、インパクトのある自己紹介が推奨されました。その後、ロータリアンの皆様が皆フルネームで自己紹介をされており、これは本当に重要だと感じました。

皆様からのご寄付をいただき、そのお金で未来ある若者が海外に飛び立つお手伝いができることを、本当に嬉しく思っております。どうぞ、財団へのご寄付をよろしくお願いいたします。

・女性会員の皆様よりバレンタインディーのプレゼントを戴きました。有難うございます。
・出欠席の連絡は前日のお昼まで、急遽、当日、欠席の場合でも当日の10時30分までに事務局までお願いします。
・本日配布した「抜粋のつづり」は昭和6年より配布されているものであり、東京ロータリークラブの会員であります株式会社クマヒラ 会長 熊平雅人様から年に一度、全国のロータリーアンに配布されるものです。
・本日の理事会で2名の入会届けを受け付けました。
・2月は2月18日のＩＭのみの例会
・3月は4日と11日が通常例会、3月18日は休会、3月28日が花見例会です。
・3月18日は第2回親睦ゴルフコンペで現在参加者募集中です。
・今月のレートは154円です。

☆会員誕生祝福☆

見沢孝一さん　　　梅沢好文さん　　　二上昌弘さん
三浦峰高さん　　　市川るみ子さん　　醍醐弘美さん

★ご夫人・ご主人誕生祝福★

中井美紀さん　　　中　京子さん　　　新藤京子さん
井関知佳さん　　　三浦祐子さん　　　石田ゆりさん

♥結婚記念祝福♥

増田武英さん　　　井関克之さん　　　肥沼直明さん
秦賢太郎さん

【横組】
・P.4-5 RI会長メッセージで、ロータリー平和フェローシップについて書かれております。
・P8-17 映画「スター・トレック」でヒカル・スールーを演じたジョージ・武井さんの記事です。第二次世界大戦中のロサンゼルスでの日系人強制収容の経験と、その後の日系人の権利回復活動、そして自身のLGBTQへの偏見に対する活動について書かれております。
・P.19-27 横浜で行われたロータリー研究会の様子が報告されております。
・P.28 RI会長が国際基督教大学（ICU）を訪問した様子が掲載されています。ICUは日本で唯一のロータリー平和センターで、世界に7つしかないうちの1つです。
・P.35 右下には、ポリオ根絶を推進する地区会員として、2570地区の行田さくらロータリークラブの五十幡和彦さんが紹介されております。
・P.36 ロータリー米山記念奨学会の事務所と仕事の様子が紹介されています。

【縦組】
・P4 巻頭スピーチでNHK出身の映像ディレクター渡辺氏が、メディアと戦争について執筆されています。戦時中のフェイクニュースと国家の関係、そして現代においてもそのような状況が起こりうる可能性について述べられています。
・P9 「この人訪ねて」で、久留米中央ロータリークラブの前年度会長である台湾出身の曽文顕さんの事業やロータリーでの活動が紹介されています。
・P20 「ロータリーあるある相談室」では、例会時の座席をくじ引きで決めることについて触れられており、当クラブでも実施されていた頃を懐かしく思い出されます。

3月25日に花見例会を岩槻の桜茶屋で開催予定です。参加申込の際、バスでの移動希望の有無を○×でご記入ください。また、前回ご案内した旅行に関しては、2日目のみの参加や1泊のみなど、様々なご要望をいただいております。申込書の空欄にご希望を記載いただければ、個別に対応させていただきます。3月、4月はゴルフなど親睦を深める活動が多くございますので、ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

次回例会は2月18日のIMで、1時集合、2時開会となります。お手伝いいただく方には別途10時集合のご連絡をさせていただきます。懇親会終了は19時30分の予定です。皆様のご参加で盛り上げていただければと思います。

鳥居由美子さん
保泉様、ようこそ所沢ロータリークラブに！卓話を楽しみにしております。

鳥居由美子さん
先週の卓話講師でいらした吉川様より２万円のニコニコをいただきました。ありがとうございます。

池田安弘さん
昨日、エミテラスにて所沢の姉妹都市である中国常州から青少年民族楽器代表団の演奏会がありました。市川さん、矢部さん、平岩さんが活躍していました。私は3階より仕事をさぼって見学しました。市長は一度も姿勢を崩さず1時間30分の間手を前に組み立ちっぱなしで辛抱強い市長だと感心しました。

平岩敏和さん
現在高校3年生の娘さんが大学受験真っ最中です。昨日第1校目の試験があり、結果は微妙と言っていました。来週、再来週とテストが続きますので、エールを込めてニコニコ致します。

日高勉さん
保泉様、本日はご講演いただき有難うございます。しっかり勉強させていただきます。よろしくお願いいたします。

日向貴一さん
所沢署の皆様、本日は卓話よろしくお願い致します。女性会員の皆さん、チョコレートありがとうございます。


本橋敬明さん
保泉様、ようこそ所沢ロータリークラブへ。本日の卓話よろしくお願いします。

吉田慶さん
保泉様、本日は卓話をお受けいただきありがとうございます。不当要求に屈しない様しっかり話を聞きたいと思います。

斉藤祐次さん
本日はクラブ会報委員として写真撮影をしています。皆様、カメラを向けられましたら笑顔でお願いいたします。


三浦峰高さん
本日、花見例会のご案内を配らせていただきました。ゴルフ、旅行と親睦事業が盛りだくさんであります。ぜひとも参加いただき交流を深めてもらえたらと思います。

三上誠さん
早退いたします。

佐塚慶輔さん
保泉様、本日は卓話ありがとうございます。金融機関として反社会的努力や犯罪組織に地域の皆様のお金が間接的にでも回らないよう、感度を高め努めてまいります。

出席率発表

総数：６９名
出席：４７名
欠席：２２名

本日の出席率：７２．３０％

本日は埼玉県所沢警察署刑事課組織犯罪対策係の保泉和雅様より「暴力団情勢及び不当要求対応要領」というテーマで卓話をいただきます。組織犯罪対策の専門家として、実務的な観点からの卓話です。

本日は実りある卓話にさせていただきたいと思います。お話しさせていただく内容は2点です。暴力団等反社会的勢力の情勢、そして不当要求等に対する具体的対応要領についてです。

まず現状の暴力団がどのような状況にあるのか、皆様にどれだけ身近に暴力団が潜んでいるのかを知っていただきたいと思います。次に、各企業様にも忍び寄っている暴力団からの不当要求への対応要領についてお話しさせていただきます。
暴力団というと、テレビや映画で義理人情に熱いヒーロー的な扱いをされているイメージがあるかもしれません。私も時々映画を見て格好良いと感じることもありますが、現実とメディアは全く異なります。テレビは商業的な理由から面白い番組作りを重視しているため、実態とは違う部分が多くあります。
例えば、刑事ドラマなどで防犯カメラ映像の鮮明化が即座にできるような描写は現実にはありません。もしそのような技術があれば、犯人の特定はずっと容易になるでしょう。皆様の関連業界のテレビ番組でも、実際の業務内容とは異なる描写があるのではないでしょうか。

反社会的勢力とは、暴力や威力、詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団や個人の総称です。代表的なものが暴力団ですが、最近では闇バイトなどの匿名・流動型犯罪グループ（通称「匿流」）も含まれます。
特に匿流は警察にとって大きな課題となっています。その理由は、匿流の背後に暴力団組織が存在しているためです。特に闇バイトは、SNSの普及により若者、例えば皆様のお子様にも接触する可能性が高くなっています。若者は何が良いか悪いかの判断が難しい場合があり、規範意識の面で注意が必要です。

暴力団については、暴力団対策法で定義されています。集団的、常習的に不法行為を行い、組織維持や生活資金獲得の手段としている、市民の平穏な生活を脅かす反社会的集団を指します。構造としては、親分の下に子分が存在し、子分がさらに下の子分を持つという階層構造になっています。犯罪で得た収益を上納する仕組みがあり、constant な資金需要があるため、犯罪が継続的に行われる構造となっています。

一方、匿流グループの特徴は、暴力団のような階層構造を持たない点です。SNSなどで知り合った人々が集まって犯罪を行うため、関係性が希薄で犯人の特定が困難になっています。特殊詐欺グループの問題点は、その背後に暴力団の下っ端や幹部候補生が存在していることです。闇金、特殊詐欺、強盗、窃盗、違法な風俗やカジノなどで稼いだ資金は、最終的に暴力団に集まることになります。そのため、我々はこの特殊詐欺グループの特定と犯行の撲滅を重要な任務としています。

暴力団の勢力については、令和5年末時点の数値によると、全国で最も多かった平成3年頃の約9万人から、現在は2万4百人まで減少しています。県内でも平成5年の約2,700人から1,270人と約半数になっています。この減少は暴力団対策法（防対法）や埼玉県暴力団排除条例の施行によるものです。

ただし、注意していただきたいのは、暴力団員が減少しているとはいえ、組を退いた元暴力団員が一般人として生活しており、不当要求をしてくる可能性があることです。また、現代の暴力団は表立った活動を控えています。以前の暴力団員は、ダブルスーツやベージュのスーツ、ワニ革のベルトやセカンドバッグなど、一目で分かる出で立ちでした。当時は我々暴力団担当も同様の格好をしており、どちらが本物の暴力団か分からないこともありました。

しかし、現在の暴力団員は一般的なスーツやスポーツブランドのジャージ、スウェットを着用するなど、一般人に紛れるようになっています。そのため、暴力団の認定が難しくなっているという側面もあり、単純に数が減ったからといって安心はできません。

所沢地域では主に住吉会が活動しており、狭山や入間にも勢力を持っています。検挙人員については、平成3年と比較すると約半数となっています。犯罪の種類としては、従来からの暴行傷害、覚醒剤、窃盗に加え、最近では詐欺と大麻関連の事案が増加傾向にあります。過去から現在まで、犯罪の種類は途切れることなく継続しており、現在の暴力団犯罪の特徴は多様化にあります。

つまり、暴力団の傾向として、かつては手を出さなかった詐欺や窃盗などの検挙が増加しており、金のためなら手段を選ばない状況となっています。また、暴力団員の減少に伴い、組織の潜在化が進んでおり、暴力団であることを隠して活動し、一般社会に接近してくるようになっています。外見でも判別が難しくなり、パンチパーマなどの特徴的な髪型も減少しています。不当要求等に対する具体的対応要領については、お配りしたパンフレットに12項目を記載しています。その中でも基本的な心構えとして、毅然とした態度、信念と気迫、冷静な対応の3つがあります。実際には難しい対応となりますが、以下の12項目に従って対応をお願いします。

第1に、来訪者のチェックと連絡です。名刺交換等で相手の情報を確認し、電話での即答は避け、代理人による要求は断ります。
第2に、要件の確認です。具体性のない要件の場合は退去を促し、その経緯を記録に残すことが重要です。
第3に、有利な場所での面談です。相手は不利な状況を避けようとするため、サッカーでいうホームゲームのように、こちらに有利な場所で対応することが重要です。
第4に、複数人での対応です。可能な限り相手より多い人数で対応し、責任者や記録係、録音担当者を事前に決めておくと円滑に進みます。
第5に、対応時間を区切ることです。相手は長時間居座ることで相手を疲弊させようとする傾向があるため、例えば15分と時間を区切り、予定を理由に退去を促すことができます。
第6に、言動への注意です。言葉尻を取られないよう議論は避け、謝罪や期待を持たせるような発言、「譲歩します」「検討します」といった表現は避けてください。また、嘘をつくと後々問題になる可能性があるので注意が必要です。
第7に、理由なき書類作成の禁止です。証拠となる書類は暴力団やクレーマーの譲歩手段となるため、念書等の作成要求には応じないでください。
第8に、トップを対応させないことです。トップが対応すると、その発言が後々問題となる可能性があるため、不当要求防止責任者等が対応するようにしてください。
第9に、即答や約束を避けることです。「譲歩する」「検討する」といった表現は後に問題となる可能性があるため、使用を避け、拒否すべき要求は毅然と拒否してください。
第10に、飲食等の接待は絶対に行わないことです。長居を助長する上、怪我の危険もあります。
第11に、対応内容の記録化です。ICレコーダー等で内容を確実に記録し、民事・刑事事件の資料や証拠として活用できるようにします。録音することを事前に告げることで、牽制効果も期待できます。
最後に、警察への通報です。暴力団員であっても、警察が臨場すれば逃げていくことが多いため、躊躇せずに110番通報をしてください。不当要求で困った際は、パンフレット裏面に記載の警察署や本部の連絡先にご相談ください。

不当要求に毅然と対応することは、組織や社員を守り、豊かで平和な所沢市を作ることにつながります。また、インターネットでロータリークラブを調べた際に、定款第5条の「奉仕・親睦・多様性・公正性・リーダーシップ」という価値観に共感しました。暴力団はこれらの価値観を著しく汚す存在であり、臆することなく対応していただきたいと思います。

最後に、皆様の中で、みかじめ料の要求や、おしぼり、正月飾りの購入強要など、困っていることがありましたら、私どもにご相談ください。

詐欺や横領等の事案について説明させていただきます。詐欺の被害が増加しているのが現状です。なぜ人々が騙されるのか考えると、お金を好む人が多く、儲け話に簡単に乗ってしまう傾向があります。最近は仮想通貨など投資の話が非常に盛んですが、皆様は大丈夫だと思います。しかし、従業員の方などでは騙される人が多くいます。

オレオレ詐欺では数百万から千万円程度の被害ですが、投資詐欺では三千万円から六千万円といった大金を全て騙し取られるケースが多くあります。見知らぬ口座に振り込んでしまい、その後連絡が取れなくなって、全額を失った後に相談に来られる方が非常に多いのが現状です。

儲かる話は、他人には絶対に教えないものです。インターネット上でも「1万円が大きく増えた」といった投資の動画が多く流れていますが、そのような話は現実的ではありません。十分ご注意ください。

また、留学生や技能実習生の方々が、帰国する際に口座を他人に売ってしまうケースがあります。こうした口座が振り込め詐欺などに使用されることがありますので、帰国時には口座を適切に解約するよう指導をお願いいたします。

詐欺に関して不審に思うことがありましたら、所沢警察までご連絡ください。